昨日、お風呂に入らなかったら、頭から油が出ていて、それが若者からは出ないような匂いがしています。これが加齢臭というものなんでしょう。

 

以前に、絶食の道場の話を聞いたのですが、そこでは若い人でも絶食して何日目からか、匂ってくるそうです。

 

単純に考えて、本来は排せつしなければならないものが体内で溜まっていて、それが絶食すると出てくるのだと思います。

 

普通に考えると、普段は、日常の消化や排せつ、その他の病気への対抗に、エネルギーのほとんどが使われていて、体内の廃油のようなものを外に出す仕事が後回しになっている、ということのように思えます。

 

それで体の負担になるような活動をやめて、心も穏やかにして過ごすと、体は普段できなかった仕事に取り掛かれる、ということかもしれません。

 

年老いてくると、絶食しなくても油が出てくるというのは、油が溜まりにたまって、出さないとまずい感じになっているのかもしれません。

 

排せつの通常のコースは、胃から腸を経て肛門への流れと、血液から腎臓を経て膀胱への流れですが、皮膚から出すこともあります。

 

アトピー性皮膚炎のことを考えると、毒素排せつが、通常のコースでは処理しきれずに、皮膚から出てきている、という説がありますが、この場合も、たまりにたまったものがあって、早く出さなければまずいからだと思います。

 

しかし皮膚から出さないで、通常のコースで出せばいいようにも思います。なぜ皮膚から出すんでしょうか。

 

僕はその問いには満足に答えられませんが、体内で栄養や毒素を、どこに送り届けるか指揮している臓器があり、その臓器の機能不全で、毒素を筋肉に送り届けるなんてことも、もしかしたらあるのかもしれません。そうなると、毒があるべきでないところに毒があることになるので、緊急的にどこかから排出する必要が出てくるでしょう。

 

あるいは反対に、全身の老廃物を、排せつ器官に向かって運ぶ時に、運び漏れが生じて、その場に放置されることもあるかもしれません。それも困るので、次善の策として、皮膚の方に押し出していく、ということがあるのかもしれません。

 

それ以外に考えらえるのは、食事から摂取した油を、老化した人体が処理できなくなり、分解されて別の形にされた油ではなくて、元の油が腐敗した状態で体内に取り込まれるのかもしれない。

 

それは出した方がいいものなので、皮膚から出していく、そういうことかもしれない。

 

そしてもしかしたら、加齢臭というのは、年齢によって変わってくるのかもしれない。どういう匂いがし、どういう変化があるのか、とりあえずそれを詳しく見てみるといいのかもしれないです。