なんとか終わりにたどりつきました。

 

最後の方は、映画や舞台の終わりのファン・サービスのようなことが用意されていたので、ほろ苦い余韻ではなくて、祝祭的な雰囲気になっていました。

 

全ての人を幸福にできたわけではなくて、助けられなかった人もいるし、犠牲を払った人も出ました。それで謎が解明され、多くの人いが救えたとしても、痛みが残る終わり方でした。その余韻を残すというのもありだったと思いますが、最後の方は、後味の悪さを全て消し去るような内容になっていました。

 

ダテがなぜ警察に雇用されたのかは、きちんと説明されたので理解できました。89号=ファルコが、どのような存在だったのかを、僕は忘れてしまっていて、念頭に浮かばなかったので、自分で推理することは難しかったと思います。89号=ファルコがどういう存在かを覚えていた人は、もしかしたら推理できたかもしれません。

 

犯人の方が情報を多く持っていて、準備もしているので、捜査官側は、後手後手に回って、いつも劣勢を強いられる感じになります。そんな中でも、なるだけ事前に手を打ったり、準備を整えたりして、何とか互角に持って行き、何とか相手を凌駕しようとする戦いが繰り広げられたという印象です。

 

過酷な運命を変えるのは、本当に大変という感じがしました。ダテやアイボウが一番頑張っていたと思いますが、プレイヤーにもソムニウム・パートのパズルを解くという頑張りの場が与えられます。

 

それでも助けられない人がいることが、ほろ苦い感情を与えます。