闇の王のラスボスに勝てなくて苦労しています。

 

最初は、これは強いわ、前と同じように苦労するわ、と思って、最後までやらずに、ここで終えるのが得策だと考えていました。

 

しかし、全部、一回ずつクリアして終わりにした方がすっきりするかなと思って、もう一回挑戦することにしました。

 

結果からすると、最初の判断が正しかったという気がします。

 

ラスボス戦の前にセーブすると、レベル上げのためにザコ敵と戦える場だけが用意されていて、他にできることがないので、延々とレベル上げをやって、ボス敵に挑戦し、勝てなかったら、またレベル上げするみたいな、非常に退屈なサイクルに入ります。

 

端的に言って、そんなことに時間を使うのはもったいないと感じます。

 

どうやらゲームにおいては、ゲーム・バランスというものが、かなり重要らしいです。ゴールに向かってまっすぐ進んでくると、キャラクターの強化が不十分で、最後の敵に勝てないということがあります。しかし寄り道をしながら、装備品を集めたり、経験を積んだりして、キャラクターを強化していくと、最後に到達すると、あと少し付加的に鍛えれば、最後の敵にも勝てるようになる、というのが理想です。そういうルートをたどると、あちこち物見遊山をしている間に、ゴールまで到達できたという感想になります。

 

でもバランスが悪いと、意識して寄り道をしながら進んでも、途中の難所が超えられずに、レベル上げを集中的にしなければならないことがあります。そうなると退屈な作業を強いられる感じになります。

 

サガエメやサガスカの場合、余分なものが省略されてシンプルな構成になっているので、敵が強すぎて詰まると、延々とレベル上げをする以外にやることがなくなります。

 

サブクエストがあれば、何か目標を設定して、それを達成する意識でいる間に、副産物としてキャラクターも強くなっている、という感じになります。

 

余分なことが排除されているために、目的意識を持つことができずに、延々とレベル上げをしなければなりません。

 

ゲームのルールを理解している人だったら、今僕が持っている戦力を組み合わせて、事態を打開できるのかもしれませんし、もっと早くから何がポイントかに気が付いていれば、何を強化していけばいいかわかっていて、最後に到達するまでに、準備をすることができていたのかもしれません。

 

おそらくは、最後に強い敵を配置することを、サービスのように考える、プレイヤーとデベロッパーの間の了解事項があって、最後に強い敵が配置されているのは当たり前で、それをどうやって乗り越えるか考えるのが面白いということなんでしょう。

 

ゲームを先に進めるための情報が、「攻略」と呼ばれている意味が、腑に落ちてわかった気がします。

 

ところで、ゲーム・バランスは、同時にやっているゲームの種類を変えることによっても、調整できます。サガエメは、コマンド・バトルのゲームなので、アクション・ゲームと合わせてやると、一方が他方の気分転換になって、ストレス解消になるかもしれません。

 

僕は今レスレリもやっているので、両方コマンド・バトルであり、同じストレスが両方でかかるので、これはバランスが悪いと感じます。

 

一番のストレスは多分、早く終わって次に行きたいと考えているからでしょう。終わりたいのに、終わることを邪魔してくる、という感覚になるからです。

 

今に集中して、これをどうやって攻略するのか、と考えることが正しい態度なんでしょう。

 

早く終わりにしたいという気持ち以外に、今のままで運よくクリアできないかなという希望を持つ部分があります。あるいは、勝ちたい気持ちが強すぎて、こちらの攻撃が全部クリーン・ヒットし、相手の攻撃が外れないかな、と考えています。

 

冷静に考えたら、こちらの攻撃も当たるし、相手の攻撃も当たるのが当たり前で、その応酬の中で、少しずつ自分を優位に運んでいくことが必要なわけです。

 

多分、戦場にいる気分になりすぎて、自分の攻撃をヒットさせたい、相手の攻撃を受けたくない、という気持ちになっているんだと思います。攻撃を食らったら痛いし、死ぬかもしれないので、お願いだから相手の攻撃が当たりませんように、と願うのは人情です。

 

しかし指揮官の立場に立てば、向こうも被害を受けるし、こちらにも被害が出ます。そういう中で、どうやって自分たちに有利に事を運ぶかを考えるべきなのでしょう。

 

つまり一兵士のように考えるのではなくて、指揮官の立場に立ち、詰め将棋ののように考える姿勢が大事なんだろうと思います。