3人目のキャラクターで、何とかクリアまで行きました。「ラスボス」が強くて、ザコとの戦闘を繰り返して、ある程度キャラクターを強化したんですが、ボロボロにされ、最後は一騎打ちでどちらが倒れてもおかしくない展開でした。このゲームは、全体的にそうなりがちでしたが。

 

僕がルールをちゃんと理解していないせいで、最適化があまりできていなかったと思います。でも仮に、相手の攻撃属性や、防御上の弱点がわかったとしても、手に入らない素材があったりして、適切な装備品が手に入らないこともあったと思います。

 

多分、この世界でしか手に入らない素材というものがあって、各地でたくさん戦闘をこなして素材を集めておく必要があったのだろうと思います。終盤に至ってしまうと、戻ることができないので、もうどうしようもなくて、レベル上げ的な作業で何とかするしかないのだと思います。

 

最適化はそこそこで、後はレベル上げと運頼みで何とかできた、ということなので、なかない良いゲーム・バランスだと言えなくもないですが、作戦通りに勝てた感じはしなくて、泥仕合を何とかしのぎきったとか、幸運に恵まれて何とかなったという感じで、高揚感というより疲労感や安堵感を感じました。

 

頑張って終わりまで行ったのに、エピローグがあっさりしていて、心理的報酬が十分でないと感じましたが、すぐに次の主人公のストーリーが始められるので、気になるほどではないです。

 

複数の主人公と枝分かれするストーリーというのが、根本の設計思想としてあるので、全てを見尽くすことが困難なほどの広大な世界と盛沢山の定食のようなお得感が売りなんだと思います。

 

ビュッフェ形式のレストランみたいになっていて、ひとつひとつの味はそんなに特筆すべきものでもないけど、よりどりみどりでお得感がある、という感じなのかもしれません。

 

あまりにあっさりした終わり方だと思ったとしても、それはトゥルー・エンドでなくノーマル・エンドだからなのかもしれません。

 

僕の好みとしては、マルチ・エンディングでもいいから、ストーリー重視でやってほしいというふうに思います。複数主人公や周回前提だと、ストーリーが複雑化して作りづらいんじゃないかと思うので、盛沢山な感じとか自由度とかは犠牲にしてもらってもいいです。

 

サガ・シリーズはそういう設計ではないので、場違いなことを言っているわけですが。

 

同じ世界に、別のキャラクターで訪れると、同じことをさせられることもありましたが、ストーリー展開は少し違ったりしていて、全く同じではなかったです。

 

でもだいたい同じだと、周回するのが億劫になってくるんじゃないかと思いました。