初めての手術から1年 | 舌がんと向き合う日々

舌がんと向き合う日々

2016年4月に舌がんに気づき、6月に手術をしましたが11月に早くも再発。
放射線治療と抗がん剤で一時落ち着きましたが、2019年2月再々発。
そんな舌がんと向き合う日々の記録です。
✳私の発病経過は2016年11/8に、ブログ総集編を2023年9/29に、年表は2022年11/5に掲載中。

昨日、入院1周年の話をしましたので、今日は最初の手術から1周年です。

舌の右裏の部分切除と右頸部郭清術。

不思議と平静で、何の不安もありませんでした。

同じ手術の人が午前中にいて、私は2番目。午後の予定で、結局呼ばれたのは2時50分頃。

看護師さんに、

「緊張してないですか?」

と聞かれたときも、

「大丈夫です。自分が何かするわけではないですから・・・。先生方は大変ですね」

と答えていました。

手術室に入って、主治医から、どこのどんな手術をするのかを自分で言わされました。

(あ、そういうものなんだ!そう言えばこの病院も手術で患者の取り違え事故があったからな・・・)

などと考えていました。

「大きく息をして、10数えてください・・・」

と言われましたが、その後記憶がありません。麻酔で落ちたのですね。

テレビドラマの「医龍」の阿部サダヲを思い出しました。



人の呼びかける声で気づいたら手術は終わっていました。

自分の実感としては30分くらいうとうとしてた感じだったので、そばにいた嫁に時間を聞いたら、

「8時40分」

5時間半もたっていました。

呼吸の仕方を忘れたみたいに息が苦しくて、

「息が・・・できない」

と訴えたら、

「大丈夫ですよ。ゆっくり深呼吸してみましょう」

と言われ、そのとおりにしてみたら落ち着いてきました。


暑いと思ったら高熱が出ていたみたいで、慌ててて冷やしてもらったら汗びっしょり!
今度は寒い寒い!

それもまもなく落ち着いて平静に戻りました。

足のふくらはぎあたりに巻いて、マッサージをしてくれる機械をずっとつけていたのですが、寝返りがしにくい術後の状況では、この機械のおかげで随分心地よく過ごせました。

手術は無事終わり、ホッとしました。
舌もあるし、しゃべれるし。

しかし今思えば、これが闘病生活の始まりなのでした。