桜木町物語#3_今は亡き「一力」 | 舌がんと向き合う日々

舌がんと向き合う日々

2016年4月に舌がんに気づき、6月に手術をしましたが11月に早くも再発。
放射線治療と抗がん剤で一時落ち着きましたが、2019年2月再々発。
そんな舌がんと向き合う日々の記録です。
✳私の発病経過は2016年11/8に、ブログ総集編を2023年9/29に、年表は2022年11/5に掲載中。

テーマ:

桜木町駅の大幅改修とともに消え去ったものがいくつかあります。

そんな、私にとって懐かしいもののひとつに、居酒屋「一力(いちりき)」があります。

 

不思議な店です。

 

桜木町駅を、今でいう「みなとみらい」と反対側に出るとすぐにありました。

居酒屋なのに、外側には立ち食いそば屋もくっついてました。

元が何であったのか?店内に入ると奥の方が30cmほどの段差で高くなっていて、「バリアフリー」の逆を行く「バリアー」な店でした。

 

「川村屋」同様、外にテーブルとイスを適当に並べたテラス席?がありました。

 

最大の謎は、店の定員。

この店!店内に入ってみて混んでいるので、出て行こうとすると、おばさんが外まで追いかけてきて、

「何人?大丈夫。今空くから!」

と引き戻されるのです。

 

(いや、空いてないって!)

 

と思うんですけど、みるみるうちにお客を詰めさせ、移動させ、席を作っていくおばさん。

あら不思議。

みんな座れるのです。

 

ということは、私たちが先に入っている時も、移動させられますが。

 

この店、一度のぞいたら最後。座れなかったことがありません。

(消防法は・・・忘れましょう)

 

この店で、人生最初で最後の「レバ刺し」を食べましたが、それ以来私は唯一食べられない物として「レバ刺し」をあげるようになりました。

私、基本的に好き嫌いはなかったのですが。

あれは食えなかったなあ。

って、店は強烈な印象があるのに、おいしかったものとか、居酒屋としての評価がまるでできません。(ごめんなさい)

 

それから思い出がもうひとつ。

私、結婚式の前日、土曜日なのにイベントで休日出勤しました。

すると当時の上司と同僚で6~7人で、「前祝いだ!」と一緒に飲みに行ってくれたのです。

 

明日結婚式なので早く帰りたい気持ちもありましたが、飲んでる人たちも結婚式に出てくれる人たちなので、ご好意に甘えました。

でもその日のセレクトが何と「一力」。

独身最後の夜を、仲間と過ごしたのが「一力」でした。

 

土曜の夜、7人ほどで押しかけましたが、もちろん席は・・・空いてました。

 

 

 

※残念ながら画像はありません。