EMs' Blog -88ページ目

EMs' Blog

日々の戯言
since 2013

2025年9月21日(日曜日)

西ゲート9時入場予約、事前予約ひとつにて4回目、最後の万博。

 
約5時間ならんで、念願のイタリア館へ!
 
芸術は生命を再生する

イタリア館は、MCAマリオ・クチネッラ・アーキテクツがデザイン設計を手がけ、「アートは人生を再生する」というテーマを掲げています。
ルネサンス期の理想都市に着想を得た館内には、イタリアの都市文化を象徴する劇場、ポルティコ(列柱廊)、広場、庭園が配置されています。
ここでいう「アート」とは、イタリアが誇る美、創造性、そして卓越した職人技を指す「テクネ」を意味します。
毎日午後6時からは、円形劇場にて多彩なライブパフォーマンスが繰り広げられます。
また、グランド・リングから望むイタリア館は、ファルネーゼ・アトラスを中心に、ティントレットやカラヴァッジョの名作などが展示される、まさに驚異のギャラリーとなっています。

(万博公式サイトより)

 

 

14:46

入口のカーテンの奥はミニシアター。
これは、長い長い待機列で前にいたイタリア館複数回経験者のおじさんから聞いてたので、なるほど、こういうことか、と納得。
一番前の列をGETして座る。
 
ここで、イタリア(イタリア館)の紹介が流れるけど、正直、早く中に入りたくてソワソワしてるので、頭に入って来ない。
ただ、おぉ!かっこいい!とは思った。ww

 

なので、動画を撮っておいて正解だった。

 

 

14:49

『芸術は生命を再生する』
のテーマ文字で映像が終わると、スクリーンがそのまま開いて次の部屋へ。
しかも、次の部屋に、ネットやニュースで流れてた作品たちが見える。
いきなりの大盤振る舞い!
これは知らなかったので、感動した。

 

しばらく、皆動かなかったけど、先を急ぐので、私は一番にスクリーンの向こう側へ移動。

まっすぐに向かったのはこの作品。

『ファルネーゼ・アトラス』@ナポリ国立考古学博物館

紀元2世紀の印象的な大理石彫刻で、ナポリ国立考古学博物館の至宝が、今回の万博で日本初公開。
長いマントで覆われ、両手で肩の天球儀を持ち、猫背で膝を曲げたアトラスの姿。

人間と宇宙の関係を擬人化したアトラスは、旅のシンボルであり、西洋と東洋を結ぶ理想的な存在。

パビリオンの中心の広場に設置されたアトラスは、「私」(個人)、「私たち」(社会)、「Territorio」(国土)、「Spiritualità」(精神性)をテーマとして、さまざまな展示エリアをローマ教皇庁の存在とともにつなぐ役割を担う。

 

その彫刻の精巧さに、皆、魅入ってしまうのは仕方ないこと。
天球の中は勿論のこと、手に浮かぶ血管とか、髭とか、マントとか・・・。

image

球体には、6mmの浅浮き彫りで精巧に宇宙を象徴する、星座、星座、四方位、天と地が当時の理論に従って描かれてる。

 

脚の指先までもが精巧。

image

 

360度、ぐるりと見れるのも素晴らしい!!

マントの襞とか、筋肉の付き方とか・・・。

天空を支えようとする巨人の努力を表現していて、技術的・科学的知識が、普遍的な物語、巨人の労働への共感、作品の芸術性と融合。
人間の感性、発展、革新の間のつながりを求めることが大阪万博2025におけるイタリアのメッセージであり、それこそが、アトランテ・ファルネーゼが今回の旅に同行することになった理由だそうな。
高さ約2メートル、重さ2トン。

これを日本まで運んできれたことだけでもありがとう!です。

が、万博終わっても、大阪市立美術館に残って展示されたので、ちょっとガクッとなったものの、展示物全てが残ったわけではないので、やっぱり行けて良かった。

 

頭上にはアルトゥーロ・フェラリンの飛行機(SVA9型機再現)もしれ~~~っと展示されてる。

 

 

お次は、ファルネーゼ・アトラスの向こうに見える、あの作品。

 

 

『復活したキリスト』ミケランジェロ@サン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会(ラツィオ州バッサーノ・ロマーノ)

ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に設置するため、1514年メテッロ・ヴァリがミケランジェロに依頼し製作された最初のキリスト像。

製作中にキリストの顔に黒い筋が現れたため、この大理石を放棄し、それを同じヴァリに寄付した。

ヴァリはそれを自身のローマの邸宅の庭に設置。

その後、彫刻家(おそらく若きジャン・ロレンツォ・ベルニーニ)によって完成された。

 

ミケちゃんっては、完璧主義ね~~~。

 

で、これがその、黒い傷。

あ~。確かにこれはやめたくなるのも分かる気がする。ww

「復活したキリスト」で、十字架に架けられた後、なので、手足に釘跡、胸に槍傷もしっかりあります。

 

 

『連続性の中の唯一の形態』ウンベルト・ボッチョーニ@ビロッティ・コレクション(ローマ)

1913年に構想され、フィリッポ・トンマーゾ・マリネッティの計画に基づき、アラ・マリネッティの意志により2005~2011年に鋳造。

未来派(イタリア語で「Futurismo」)は、20世紀初めにイタリアで始まった芸術運動。

スピード、力、機械、都市、そして未来をテーマにし、過去の伝統的な芸術を否定した。
ウンベルト・ボッチョーニは、未来派を代表する芸術家の一人で、『唯一の形態の連続性(Forme uniche della continuità nello spazio)』は彼の代表作のひとつ。
歩く人の動きを表現してて、体が風を切って進むエネルギーとスピードが感じられます。

イタリアのユーロ硬貨の図案にもなってます。

 

 

『ボッチョーニの拳の力線』ジャコモ・バッラ

バッラはボッチョーニの師匠といえる存在で、絵画、彫刻、舞台美術と多彩な活動を展開。

未来派の最初期の宣言に署名して、その思想を確立するうえで大きな貢献をした作家。

『ボッチョーニの拳の力線』は、愛弟子の死に衝撃を受けたバッラが作家の訃報とともに雑誌に掲載し、その後未来派運動の公式シンボルとなったイメージをもとにしている。

展示されているのは、芸術家の構想どおり、バッラの遺族であるヴィットリオ、パトリツィア、アレッサンドロの監修のもとで制作された、木と彩色したボール紙による限定3点のエディションのひとつ。

 

 

そして、こちらは2026年に開催予定のミラノ冬季オリンピックで使用予定の聖火トーチ。

 

 

Apparato Circolatorio(循環器系)』ヤーゴ@ジャーゴ美術館(ナポリ)

創造性・技術・人体の関係性を探求する作品で、心拍を芸術作品として表現する試みから生まれた。

粘土で心臓の形を作りデジタル化し、心臓の動きを3Dアニメーション化。

プロセスを30フレームに分け、それぞれをモデル化、各モデルから石膏型を作成。

結果、生まれたのが30個の心臓。

それぞれが一つの鼓動の動きを表現して円形に配置。

 

この心臓を撮影して、コマ送りにすると、心臓が動いている映像になるそうな。

その動画も流れてたけど、展示品は微妙に角度が変わって配置されてるので単純に撮影しても同じ映像にはならないそうな。

(実際にチャレンジした人がSNSで言ってた)

 

 

アトラスにまっしぐらしてしまったので、危うく見逃すところだったこの作品。ww

『伊東マンショの肖像』ドメニコ・ティントレット@トリヴルツィオ財団(ミラノ)

ヴェネツィアの巨匠ドメニコ・ティントレットによる作品で、若き侍・伊東マンショを描いてます。

伊東マンショは、イエズス会によってカトリックに改宗し、1582年から1590年にかけてローマ教皇に謁見するためヨーロッパへ渡った4人の若き侍(天正遣欧少年使節)の一員。 
世界を旅し、学び、見聞を広め、異文化や異文明と出会いながら成長するために派遣されたこの若者たちは、アジアからイタリアへの最初の重要な探検的旅を象徴しています。

 

髭はない方が良いと思うな~~~。

 

 

『pneumOS ― 空気の知識はオープンソース』オリアナ・ペルシコ

オリアーナ・ペルシコは、サイバーエコロジストを自称するアーティスト兼科学者。

この作品は、肺と楽器の中間に位置するようなサイバネティックな有機体。

すなわち「計算する臓器」であり、イタリア館と共に呼吸しながら、来場者に「空気の質を感じ取る」という稀なインタラクションを促すそうです☆
 

他にもいくつか科学系の展示もあったけど、何せ先を急ぐので、アート系以外の作品はじっくり見ずに次の部屋へ。

せっかく5時間並んだから、本当はもっとゆっくり観たかったけど、十分に堪能!

 

 

15:01

次の部屋まで少し列で待つことに。

『キリストの埋葬』カラヴァッジョ@サンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ教会(ローマ)

カラヴァッジョの最高傑作の一つ。

伝統的な「埋葬」や「降架」の場面をそのまま描いているわけではなく、聖なる女性たちの前で、ニコデモとヨハネによって香油を塗る石(埋葬の際に墓を閉じるための石)に安置される場面を描いています。

キリストの周囲には聖母マリア、マグダラのマリア、ヨハネ、ニコデモ、そして手を挙げて天を仰ぐ劇的な表現のクレオパのマリアが配置されています。

 

こちらも、十字架に架けられた後の手足の釘跡、胸の槍傷もしっかり描かれてます。

 

 

15:05

『正義の旗』ピエトロ・ヴァンヌッチ(通称ペルジーノ)@ウンブリア国立絵画館(ペルージャ)

ペルジーノはラファエロの師匠。

バチカン、システィーナ礼拝堂の壁画装飾を担当したひとりです。

1496年に描かれたこの作品は、偉大なパトロンであったアゴスティーノ・キージがイタリア最高の巨匠と称えた最高傑作。

絵の中では、聖母子が二人の踊る天使に囲まれ、アッシジの聖フランチェスコと聖シエナのベルナルディーノが、フードをかぶっている修道士と信者たちと祈りを捧げています。

 

 

イタリア館では、毎週展示内容が変更、新規追加などされてるので、「正義の旗」も追加されたものだし、このフェラーリの展示も、前日から新しく追加されたものらしい。

 

で、ここからは、次の予約のために、先を急ぐ!!

のだけど、これだけはどうしても観たかった。

 

『アトランティコ手稿』レオナルド・ダ・ヴィンチ@ヴェネランダ・ビブリオテカ・アンブロジアーナ

《アトランティコ手稿》は、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の現存する最大の素描および文書コレクション。

万博の全期間にわたり、保存上の理由から定期的な入れ替えを行いながら4枚のページが展示されました。

展示されたページは、1119枚以上の手稿の中から科学的・芸術的な重要性を考慮して選ばれたものであり、レオナルドの思考を探求する貴重な手がかりを提供しているそうです。

 

ただ、ここはほぼ立ち止まることが許されないので、写真を撮るので精一杯。

じっくり見る時間は皆無。

なので、大阪市立美術館でじっくり観る方が良いかも。

私が観れたのは、この2枚。

 

 

 

15:11

ここからは早足というか、小走り。

イタリアの製品や科学の展示が両サイドに並んでる通路があったけど、撮影すらせずに通りぬける。

 

階段を登り切って、屋上へ!

一気に解放感!

そして、こちら側から見える大屋根リングにちょっと感動。

大屋根リング側から「いいなぁ~」と思ってたあの場所に自分がいれる幸せ。

 

イタリア館のキャラクター、その名もイタリアちゃん。

他にもキャラの立体像がいらっしゃいました。
 

 

こちらは、「ビーホテル」

イタリア全国養蜂家協同組合が設置したもので、花粉の媒介で野菜や果物が食卓に並ぶことや、庭の一角に蜜源となる花を植えて有機資材を使って育てることで蜜蜂を守る意義を伝える。

 

 

『No Name』フランチェスカ・レオーネ

リサイクルされた金属板を花弁として折り曲げて制作された大きなバラの彫刻作品。

バラ!

キャベツかと思った!ww

 

最後に大屋根リングを一瞥して、小走りで、下り階段へ。

 

階段を降りて、ショップを通って外へ。

こちらも、時間があればもう少しゆっくりみたかもしれんけども、パビリオンのショップはこれまでの経験上、結局買わないので、まぁ、よし。

 

15:15

外に出たら、さらに作品が。

『カノポ』ジュリオ・チンティ

夏の大三角の星座にインスピレーションを得たこの作品は、オルフェウスとエウリュディケの神話と日本の織姫と彦星の伝説を結び付けているそうです。

 

 

 

ここで、次のパビリオンの予約時間に!
予約は15:15やけども、15:30までに集合せよ、とのことにて、なんとか間に合いそう!!

 

イタリア館

待ち時間、5時間10分。

滞在時間、14:37~15:15にて約40分。

本当なら余裕で1時間かかるパビリオン。

自分のペースで観れるなら、もしかしたら2時間いたかも。

それぐらいに、大充実のパビリオンなので、人気なのも納得。

だけど、5時間待つ価値は・・・あったか?ww

自分的には、ものすごく満足した。

心が充電された感じ!!

さて、次行こう!

 

ここからダッシュ。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
したいけど、大混雑の万博会場にて、走るスペースはないので、出来る限りの早足で移動します!!