コレクション展2023-1@青森県立美術館 | EMs' Blog

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日々の戯言
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JGC修行にかこつけて行った美術館シリーズ。

第4弾は、青森県立美術館!

こちらも、ここを目指して行きました☆

 

2023年月5月21日

青森5館のうち、マストだったのが青森県立美術館。爆  笑

 

 

前日の弘前れんが倉庫美術館がものすごく良かったので、こちらにも期待が高まります。

バス停を降りてすぐに美術館。(そもそもバス停が「美術館前」)

入口の看板見ただけでテンション急上昇~~~!!

本日のブログはスライドショーばりの写真の多さです。

 

白い外観が見えてきた!

お隣のにある「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から着想を得て、設計されたそうです。

設計者は青木淳。

発掘現場のトレンチ(壕)のように、地面が幾何学的に切り込まれ、その上から白く塗装された煉瓦の量塊が覆いかぶさる形。

上下の面の凹凸が、気ままに隙間を持ちながら噛み合わされていて、面白い展示空間を生み出しています。

 

ちなみに各所に設置された看板や館内の表示に使われている文字は「アオモリフォント」で、美術館オリジナルのフォントだそうです。素敵!

まずは、この美術館に来たかった一番の目的を観に行きます☆

(会いに行くの方が正しいかな)

 

美術館の側面。

シンボルマークの「木」と「a」のモチーフ。

「青い木が集まって森になる」という成長を描いてるのだけど、これ、ネオン管でつくられてるので夜は光ります。照れ

残念ながら夜の姿は見れなかったけれど。

白い壁が薄汚れているのが残念。

 

下に向かいます。

このコンクリ壁の凸凹も面白い。

 

撮影OKの嬉しい案内表示。

 

なかなか辿り着かない。

でも、着実に近づいてる!

 

至る所にオリジナルフォントの案内。

 

曲がり角ごとにあるので、だんだん面白くなってきた。ww

 

 

そしてそして!どどーーん!

きたーーーーーーーーーーーー!!!!!爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

『あおもり犬』奈良美智

青森で一番会いたかった作品です!

高さ約8.5メートル、横幅約6.7メートル。

青森県立美術館は、奈良美智作品を170点所蔵していて、これが最大級の作品。

『あおもり犬』は、あおもりいぬ、ではなく、あおもりけんと読みます。

 

横顔。

 

後ろ姿。

なかなかの哀愁。ww

この子、半分身体が地中に埋まってます。

美術館を発掘現場のトレンチに見立てたると、ちょうど発掘品のように見えます。

 

 

あおもり犬の前にある花壇。

『えさ皿』として、作品の一部として作られました。

 

たくさんの人に大人気のあおもり犬。

でも、ずーーーっといると1人きり(2人きり)になる瞬間もあって、その時すかさずGoproでセルフィ―撮影。

作品の巨大さが分かる一枚。ラブ

 

2ショットチュー

 

この日は曇っていたので、空模様がイマイチなのだけど、雨じゃなくて良かった。

ちなみに、冬は雪の帽子を被るそうです。

(雪帽子バージョンのポストカード買いました☆)

ずっといると、何人もの人に、「シャッター押してください」って頼まれたのだけど、お返しに撮っていただいた1枚。

ツルスベ素肌でした。ww

あおもり犬は無料ゾーンにいます。照れ

 

 

あおもり犬との時間を終えて、美術館内部へ。

美術館の入口はいくつかあるけど、あおもり犬ぁら一番近い入口から入ってみました。

ちなみに、あおもり犬がいるのが地下2階になります。

なので、チケット売り場に行くには、エレベータで上がります。

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有料ゾーンに入る前に、もう1箇所の無料ゾーンに行くことにしました。

「八角堂」を目指します。

「八角堂」行くには地上から再度地下へ。

この美術館の構造は本当に面白い。

階段で降りて、屋外へ。

八角形の煉瓦の建造物も奈良さんデザイン。

内部はこんな感じ。

ちょうど誰もいなくて、独り占め。

自分の足音が響く。

 
八角形の内部には『Miss Forest/森の子』

高さ約6メートルのブロンズ像。

青森県立美術館の開館10周年を記念して作られた、東日本大震災を背景に、様々な思いを馳せながら完成させた作品。

オープンエアなので、天候も含めて楽しめます。

あおもり犬同様、雪とのコラボもきっと素敵。

 

 

あおもり犬もやけど、瞼を閉じてて目が合わないので、ずっと観ていられるのかも。

ザ・だんご鼻!ww

 

後ろ姿は樹木そのもの。

しばらく森の子ちゃんを独り占めしてたけど、他の観客が入ってきたので、お譲りして、移動。

 

いよいよ、美術館内部へ。

 

地上の正面入口に回って、入りました。

ここにもシンボルマークのネオン管。

荷物をロッカーに預けました。
あおもり犬と森の子に早く会いたくて、ずっと荷物もったままだったーーー。
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新千歳で大量に買い物してたから重かったのにね。ww

 

この時は、エヴァンゲリオンの庵野秀明展が開催中だったのだけど、そこまで彼の作品を知らないので、コレクション展の方に入ることに。

 

地上のチケット売り場から、地下の展示会場へエレベータで降ります。

扉が庵野秀明展仕様。

左から仮面ライダー、ウルトラマン、エヴァンゲリオン、ゴジラ。

展示会場へはウルトラマンの扉から。

 

 

地下2階のアレコホールの4つの壁面にシャガールの作品たち。

バレエ「アレコ」の背景画です。

撮影順に;

第1幕『月光のアレコとゼンフィラ』

第4幕『サンクトペテルブルクの幻想』

第3幕『ある夏の午後』
第2幕『カーニヴァル』

第1幕、第2幕、第4幕は青森県の所蔵だけど、第3幕はフィラデルフィア美術館から借りているのだそう。

「アレコ」の内容を知らないけれど、作品の大きさに圧倒されました。

 

アレコホールの隣、展示室FとGには通年展示として、奈良さんの作品が一堂に介していました。

『アオモリ・ヒュッテ1』

外面には『Three Sisters  Billboard / Aomori Version』

「ヒュッテ」とはドイツ語で「小屋」の意味。

この3人、ドラミングガールズやーん!

 

展示室内の小さな小屋の窓からのぞくと・・・。

『Heads』

中にも作品が!

 

ヒュッテの周りの壁にもドローイングがずらり。

『1,2,3,4! It’s everything! / Aomori Version』

 

大きな立体作品『パフ・マーシー』

存在感がすごい!

ちなみにこの子、海外の屋外展示の際に強風で飛んだことがある。ww

 

この美術館のスタッフさんの来ているワンピースも可愛い。照れ

『White Riot』と『幽霊人魚』(見切れとるな)

 

 

『アオモリ・ヒュッテ2』

このヒュッテは、覗くだけじゃなくて中にも入れマス。

 

この展示室からあおもり犬が見れます。

おぉ!大盛況!

屋外も含めて、このエリアは奈良さん専用ですね。

 

展示室FからGへ。

このオブジェ、後ほどその実態が明らかになりますが、展示作品の一部です。

 

展示室G内には『HULA HULA GARDEN 』

展示室内に小部屋。

窓から覗くと、3人の子供がうつぶせになっていて、周りには花が咲いてます。

内部の壁面にも顔の立体オブジェ。

この作品は、なんかちょっと怖い感じがした。
床の子供たちの顔が見えないからかな。
奈良さんの女の子たちは目つきが悪くても可愛いのだけれど・・・。

 

青森犬に始まり、一連の奈良さん作品を超堪能。

奈良さんの個展にはまだ行ったことがないので、こんなに一度に作品を観たのは初めて。

そう言えば、今年は10月から奈良さんの企画展も予定されてるので、それはそれはすごい数の作品が観れることでしょう。

 

 

 

展示室Gを出て、目の前の階段で地下1階へ。

ここから、コレクション展2023-1です。

 

最初は、展示室の名前通り、棟方志功の作品コレクション。

棟方 志功(むなかた しこう、1903年9月5日 - 1975年9月13日)は、日本の板画家。

青森県出身。川上澄生の版画「初夏の風」を見た感激で、版画家になることを決意。

木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続け、その偉業から世界的な版画家として世に知られる。(Wikipediaより)

 

「旅する棟方志功」として、道路舗装も行き届いていない時代に各地を回り、旅から得たものの一端が見られる作品群。

日本国内はもちろん、アメリカやヨーロッパを題材にした作品も。

 

 

展示室Oとそこまでの通路は特別企画として「青秀祐 × 大森記詩 ARMORY SHOW SITE-A : Damage Control」を展開。

タイトルであるARMORY(アーモリー)は本来、火器弾薬を備蓄する保管施設を指し、2人が作品で扱うイメージやモチーフに通底するキーワード。(「青森」をもじったわけではないのねww)

さらに、緊急事態への処置、対応を意味する軍事用語「Damage Control(ダメージ・コントロール)」を付すことで、分断と混乱の進む世界の情勢に対するひとつの視座を提示。

「ダミーバルーン」と「土嚢」というモチーフに象徴させることで、それら問題と対峙します。

巨大立体作品となったダミーバルーン『Hollow Trail』青秀祐。
地下2階の展示室Gの前にあったのもこの作品の一部。

 

あおもり犬に会いに行くときに見えてたのはこの企画の一部の作品だったのね。

『Sandbag Mirage』大森記詩

 

『Hollow Trail』の一部。

せっかくなので辿ってみた。

この先が地下2階と繋がってた。

この作品紹介!!ww

いやぁ、面白い!!

 

 

展示室PとQは、成田亨のエッセンス「美術/特撮/怪獣」の展示を展開してたけど、撮影禁止だったーーー。

ウルトラマンシリーズのデザイン図や特撮プランなど。

私が子供の頃に見てたウルトラマンセブンとか、まさにどっぷりこの世界観だったなーーーー。

奈良さんとならんでこの美術館がその作品を多く所蔵する作家。

 

 

展示室Mは工藤甲人の「永日 - 日はながく、うららかに」

自然をモチーフに郷愁や宗教感を感じさせる鮮麗で夢幻的な心象世界。

が、あまり印象に残ってないかも・・・。

 

 

展示室N,J,Kは石井康治の「詩・季・彩(し・き・さい)」

(NとJはちょっと通路っぽいけどww)

北国の光と風が織りなす四季をうつしとった彩り豊かなガラス作品の数々。

ずらりと並ぶテーブルランプに引き寄せられました。

どの作品も色彩が美しい~~。ラブ

 

 

展示室IとHは佐野ぬい「ブルー・ノート/オペラ・ノート」

2つの展示室には油彩が展示されてて、でも、展示の仕方が違ってて印象が全然違った。

どうしてこの展示方法にしたのか、スタッフさんに聞いてみたけど、担当のキュレーターの方がこのスポットライトをあてる展示をよくされる方なので・・・みたいな話だったけど・・・。

うーんもうちょっと深い話が聞きたかったかな。

 

しかしまぁ、ものすごい作品数だったな・・・。

半日以上いたけど、まだまだ時間が足りなかった。

 

階段で地下2階へ移動。

アレコホールを再度通って。

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エレベータで地上へ。
 
展示用ショップは庵野秀明展のグッズで大盛況。
私は通常のミュージアムショップの方へ。

この通路を行って、右側がショップ、左側がカフェ。

ショップ内は撮影禁止だったのだけど、美術館ならではの商品が盛りだくさん。

観てるだけで楽しい♪

あおもり犬貯金箱、買っちゃいました~~~☆

他にもいろいろ。

ただ、前日のれんが倉庫美術館と、その日の朝の新千歳での買い物量もなかなかだったので、だいぶ押さえました・・・。

 

ちなみにトイレはシンプルな白基調でした。ww

 

カフェに行こうかとも思ったけど、あまりお腹が空いてなかったので、北海道での購入品にて腹ごしらえ。

美術館前は広い公園になっていて、子供たちが楽しそうに遊んでいました。
空模様はいまいちだけど、ギリギリ雨は降らず。

 

雪景色も見てみたいけど、どうやらあおもり犬は、冬の間は展示室からしか見れないみたい。照れ

この「雪解けにあわせて」ってところ、雪国ならでは。ww

 

 

楽しかった時間もそろそろ終わり。

ずっと行きたいと思っていた美術館だったので、行けただけでも嬉しいし、さらに見れた作品の数も印象もすごくて。

また行きたい!

奈良さんの企画展に合わせて、寒いの嫌いだし飛行機に影響出るかもやけど、冬に行きたいな、と思い始めてます。

 

 

 

 

 

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