電話を自分のデスクに置き、
他のスタッフが使いづらい状況を作り出す彼女。


当然、殆どの電話には彼女が出てくれる。

それは別に有り難いことなのだが、
問題はその対応だ……。


「△△でございますね?」


と、相手が指名したスタッフの名前を復唱するのは良いが、
例えそのスタッフが目の前に座っていようとも


「どういったご用件でしょうか?」


と、続くのだ。


先日、丁度、私(傍観者)あてに電話があった時もそうだ。


「傍観者でございますね?。
 どういったご用件でしょうか?」


予想どおりの対応。
そして、問い合わせに対し何やら回答している。


数分経過……。
長い……。
でも、彼女の電話は例外無く長い
これくらいは序の口だろう。


更に数分経過……。
まだ続いている。
よほど込み入った内容なのだろうか?。


更に時間は経過し、
私自身もそのような電話が掛かってきていることを
忘れかけてきた頃に


「あの……、●●様が傍観者さんに替わって欲しいと……」


と取り次いできた。

今までの長い長い遣り取りは何だったのだ……?


そして、受話器を取ると
「○○さん(彼女)じゃ埒があかないんで、替わって貰ったんです!。
 急いでたんで、最初から傍観者さんを指名したんですけど…」
との悲痛な声が……(予想どおり)。


で、問い合わせの内容だが、
ウチのスタッフなら誰が聞いても瞬間的に答えられるような簡単なもので、
今まで彼女に浪費した時間を考えると本当にお気の毒である。


そして、今日も彼女は電話番をしている。
被害者を作り続けるために。



by 傍観者

他のスタッフの依頼から中国にある事務所へ
電話をかけることになった彼女。


ところが、その依頼内容について、
どこの部署にかければ良いのかが分からない。


取り敢えず、普段から色々と連絡を取っている
上海事務所へと電話をしてみた。


………どうやら、上海事務所の管轄ではないようだ。


次に……、
明らかにそのような業務のために設立したわけではない
北京事務所へコール!!。


案の定、断られたようだ。


しかし……、粘る、粘る!!。
これ以上、他事務所へ電話するのが嫌なのか、
どうにか北京事務所で対応して貰えるように粘っている!!。


粘ったところで、無理なものは無理だと、
北京事務所もハッキリと断っている。
当然のことながら、出来ないものは出来ないのだ。


相手の毅然とした態度に彼女は泣きながら粘っている。


いや……、泣いても無理なんだってば……。
泣いて解決するなら、向こうもとっくに対処してるだろうに。


電話を切った後も、
何やら大きな声で独り言を言いながら泣いている。


なんだ?、「独り言」なら名前のとおり独りの時に言えよ……。
慰めて欲しいアピールか?。


それも


私がこんなに頼んでいるのに、断るなんて……。
 それくらいしてくれても良いのに……


的な内容で、
取り扱っていない業務を相手に強要するのも
どうかと思うのだが?。


と、今度は本社から彼女あてに電話が……。


なんと、先程、北京事務所に電話をした件について
直接のお叱りである。
「業務外のオペレーションを勝手に依頼しては困る」との
内容のようだ。
しかも、
「1営業所から気軽に電話をかけられるような部署ではなく、
今後、北京事務所には連絡をしてはいけない」ときつく
念を押されている……。


その電話の後も、泣く、泣く。

挙げ句に「本社の対応が悪いから自分がしてやってるのに
みたいな怒りも独り言に現れている。


まぁ、なんだ。
泣いている暇があったら、次の手を打てって。
依頼された内容は、急を要しているみたいだし。



by 傍観者

先日の彼女の行動予定はこうだ。


「今日は……仕事を頑張ります!!」


当たり前だ!!。


具体的にはイッタイ何をする気なのか知りたいのですが?。

ついに行動予定もここまで来たか……。



by 傍観者

休憩が終わり、席に戻ると彼女の書いたメモが
置いてあった。
他の支店から電話があったようだ。


メモには
「グーマンタンをおかせてほしい」
とのメッセージが書かれている。


?。


「グーマンタン」とは「具満タン」のことであろう。


では「おかせてほしい」とは……?。


当部署が使っている具満タンは結構な年代物だ。
新バージョンの具満タンでもくれると言うのだろうか?。


兎に角、
このメッセージだけでは意味が分からないので、
折り返し電話をかけてみた。


すると……
「そちらにある具満タンで探して欲しい画像があるのですが…」
とのこと。


あのメモのどこにそんな内容があった……?。



by 傍観者

神戸営業所勤務になった彼からの電話を取った時の彼女は
傍目から見てもゴキゲンである。


先日も彼からの電話に出ていたのだが……。


どうやらクライアントへ商品の直送を頼まれたようで
「では、○ッ△コーポレーション様へお送りすれば
 よろしいのですね?」
弾んだ声で確認していた。


その後、発送先の所在地を復唱して確認し、
再度、宛先の名称を確認している……。


「○ッ△コーポレーションは……カタカナですね。
 カタカナの○の次はカタカナで小さなツ、
 その次はカタカナの△……ですか?。
 有限会社とか株式会社はつかないのですか?」


そして、最後にこうだ。


「先方のご担当者様は……『たぶち様』ですね。
 漢字が思い浮かばなかったらカタカナでも良いですか?


おい!!。
「思い浮かばなかったら」じゃなくて、今確認しろよ!!



by 傍観者