昨年の5月に買った中古ビデオ・ソフトで『ストリートファイター』を観る。

 

(チャールズ・ブロンソン主演の70年代のアクション映画ですな。共演はジェームズ・コバーンで、毎度お馴染みの奥さんジル・アイアランドも出てますな。ブロンソンとコバーンは『荒野の七人』以来14年ぶりの共演ですな。ハリウッドのアクション・スターの二人にしては、共演がたったの2回というのは、珍しいとも云えるのですが、二人のキャラからして、まぁ、それも頷けますな。

不況の時代・1930年代を舞台にした素手で戦うストリートファイトを描いた物語ですが、戦う男・ブロンソンと、マネージャーとしてコンビを組むコバーンとの相性がピッタリで、寡黙なブロンソンと饒舌なコバーンの友情とも取れる相方ぶりが絶妙で、まさしく二人は“相棒”の傑作と云っても良いコンビですな。

テレビ放映で観て、さらに以前レンタル・ビデオでも観ましたが、素手で戦うファイトがカッコ良く、タマに観たくなる映画でしょうな。後にはストリートファイトの映画は何作かありましたが、この映画以外では、イーストウッドの『ダーティファイター』とその続編があるだけで、他に目立つ映画は有りませんでしたな。

因みに、後年、ゲームの映画化『ストリートファイター』が作られましたが、全く同じタイトルにするには困った問題ですなぁ。ゲーム名からして同題だったのでしょうがない事ですが、実際、この映画のブロンソンの方が強そうなので、映画自体もこちらの方が面白いという事もあり、後年の映画は、ナンか別のタイトルにして欲しいモノだと思いますが…)