朝、天六のホクテンザ2で『ヘルバウンド/地獄のヒーロー5』『必殺処刑コップ』の2本立てを観る。

 

(久し振りの2本立てですな。いかにも場末の2本立てと云う感じのプログラムで、ワタシのようなB級アクション・ファンにはピッタリの企画ですな。

まず1本目の『ヘルバウンド/地獄のヒーロー5』ですが、これオリジナルの“地獄のヒーロー・シリーズ”とは全然関係が無い映画で、ちょっとは期待したワタシは、もう思いっきり落胆しましたな。まぁ、前作…?…の『ファントム/地獄のヒーロー4』の時から怪しいとは思っていましたが…。ウチの弟に云わせると、「こいつ…チャック・ノリスのこと…いつから刑事になったんや!」との事で、その答えは、前作からですな。ベトナム帰還兵が、その後刑事になる…てな訳はない訳で、単に前回から設定が変わっただけで、主人公の名前も違うし、全然別人ですからな。

まぁ今回もキャノン映画で、出来も大した事の無い作品で、ノリスもいつものように元気がなかったようで、邦題に無理やり“地獄のヒーロー”と付けたい気持ちも分からないでもないですが、むしろ『地獄のコマンド2』と付けた方が合っている気もしましたな。

でもしかし、この当時は、ブロンソンとスタローンとシュワちゃんとノリスがいれば、世界の平和は安泰だと思っていた事も事実ですな。

2本目の『必殺処刑コップ』は、邦題通り、ヴィジランテ刑事ものですな。刑事がヴィジランティズムに目覚めるっていうのは、昔の『黒い警察』と『ダーティハリー2』みたいで、タマに出てきますな。で、色々あって、結局主人公がチームから抜けるというのは、我々からしたら、ちょっと狡いんじゃないかと思ってしまう訳で、この映画の方向性も疑ってしまう訳で、その辺りがこの映画のネックでしょうな。

まぁ監督がマーク・L・レスターなので、底が知れてる訳で、出来ればもう少しB級に徹してくれた方が良かったと思いますな。でも、本日の2本立て、2本目の方が少しだけ面白かったというのが結論で、何はともあれ、B級映画は楽しい事に違いはないという事ですな)