先日、日本橋のスーパーコングで買った中古ビデオ・ソフトで『ケンタッキー・フライド・ムービー』を観る。

 

(この作品も、以前劇場で観て大笑いした映画で、ジョン・ランディス監督の日本での公開第1作だった映画と同時に、後に『フライング・ハイ』などのパロディ映画の元祖とも云うべき作品を発表したZAZチームの記念すべき第1回作品でもありますな。つまり、ランディス監督とZAZチームとが運命的出会いをした作品とも云うべきで、これはひじょうに貴重な映画であると云えますな。

全体的に、テレビ番組やCM、そして映画のパロディ集である訳ですが、我々があまり知らないアメリカの番組やCMなどよりも、この映画の一番のハイライトと云うべきなのは、ブルース・リーの『燃えよドラゴン』のパロディ『燃えよ鉄拳』ですな。時間も割と長く使ってのそれは、『燃えよドラゴン』を設定から登場人物まで徹底的にパロディ化している訳で、最後には『オズの魔法使』までパロッていて、ZAZの徹底した映画好きが垣間見えるものですな。まぁ、その『燃えよ鉄拳』だけ楽しめたら、後は付け足しみたいなもので、それだけその映画に力が入っているという事ですな。

因みに、もう一つ好きなエピソードは、例のウディ・アレンのような男が出てくる短いエピソードですな。1分ぐらいのものなんですが、あのシーンには大爆笑しましたな。

とにかく今回、久し振りにビデオで観て、思いっきり笑った事は確かですな)