夜、新聞屋に貰った招待券で、梅田の梅田東映パラス2で『テロリスト・ゲーム』を観る。

 

(故アリステア・マクリーンが、生前に温めていた企画であったらしい映画だったという噂であるらしいですが、それを最初に契約していた映画会社が、強引に作ってしまったとの事で、事の真意はさておき、あまりにも拙速な映画だなぁというのが正直な感想ですな。まぁ、厳密に云えば、ちょうど『ダイ・ハード』に便乗するつもりで作ったという方が正しいのではないかと思え、そういう見方をしても、作品的にも寂しい映画って感じで、マクリーン原案にしても、『ナバロンの要塞』とは比べものにならないぐらいの面白さがない映画って感じですなぁ。

まぁ、暇潰しに観るのはまぁまぁという感じなんですが、主演のピアース・ブロスナンが、『ライブ・ワイヤー』に次ぐ主演ですが、キャラクター的にイマイチのキャラなので、ブロスナンの魅力が活かされず、それが作品に影響しているのも原因かも知れませんねぇ。

原題が“Death Train”で、邦題の『テロリスト・ゲーム』というのを強調している為か、何となく『パトリオット・ゲーム』を意識したタイトルになっているという配給会社の思惑が、そこかしこに感じられる訳で、まぁそういう映画って事ですなぁ)