昼間、LDで『大陸横断超特急』を観る。

 

(また観ましたな。面白いんだからしょうがない。こんなに楽しくて面白い映画ってなかなかありませんな。ハラハラ・ドキドキは勿論の事、全体的にコメディ・タッチで、しかも最後にはパニック的スペクタクルもあるという、まさにサービス満点の映画。20世紀フォックスは、元々『ポセイドン アドベンチャー』に次ぐパニック映画として売り出したかったんでしょうが、それ以外の要素がいっぱい詰まった作品として完成してしまった訳で、それはもうジーン・ワイルダーを主演に据えた段階で決まったようなもの。大爆笑のサスペンス映画になりましたな。これと似た構成の映画が、後年ありましたが、それが『ファール・プレイ』であり、その監督がコリン・ヒギンズで、この『大陸横断超特急』の脚本家でありましたという、この流れはイイですな。ヒギンズが早々に亡くなったのが悔やまれますな)

 

 

 その後、昨日、日本橋のスーパーコングで買った中古ビデオ・ソフトで『妖女ゴーゴン』を観る。

 

(これは初めて観るる映画ですが、昔のハマー・プロの映画ですな。監督は、テレンス・フィッシャーで、主演はピーター・カッシングとクリストファー・リーの『吸血鬼ドラキュラ』の黄金トリオ。やっぱり、この安定した顔ぶれを観ていると、この多少は質の落ちるこの映画だって、その安定感で映画を面白くさせるものですな。

テレンス・フィッシャーにしては、『吸血鬼ドラキュラ』や『フランケンシュタインの逆襲』のような傑作とは違い、どちらかというと、ゴーゴン伝説に則った物語で、ちょっと現実離れした物語が戸惑いを感じさせたのですが、しかし、二人の余裕ある主演によって、上手くカバーされているというか、そこまで悪くはなっていないという点はさすがですな。

この種の映画を観ていると、ビデオで出た『吸血狼男』や『吸血鬼ドラキュラの花嫁』やLDで出た『フランケンシュタイン/恐怖の実験』なども早く観てみたいと思いましたな)