朝、新聞屋に貰った招待券で、道頓堀の道頓堀東映パラスで『アサシン』を観る。

 

(リュック・ベッソン監督のフランス映画『ニキータ』のアメリカ版リメイクですな。ほぼ内容は同じで、主役が違うのとアクション描写が多くなっているという事が大きな違いでしょか。

オリジナル版『ニキータ』は、以前ビデオで観たのですが、リュック・ベッソンの演出が結構斬新で、主演のアンヌ・パリローが、それまであまり映画に出演していなかった事もあり、若手の割には結構頑張っているなぁとの印象を持っていたので、それなりに面白く観れたものだったですが、今回のアメリカ版となると、主演がブリジット・フォンダで新人と云うか、中堅の女優さんなので、最初から役に板についた感じで、そこがちょっと違和感があったという感じでしょうか。ジョン・バダムの演出も、アクション重視で、いかにもアメリカ映画らしい描写がテンコ盛りで、アクション映画ファンには評判がイイ感じですが、やはり、オリジナル版にあった主役の悩むところなどは、ちょっと乏しい感じもしましたな。

でも、これがリメイクと知らずに観れば、結構面白いと思う訳で、確かに、普通にこの映画を観た場合、普通に面白い殺し屋アクション映画だと思える訳で、ようするに、この手のリメイクというのは、出来が同じような感じになればなるほど、評価は難しいものですな。

少なくとも、この映画に関しては、両作とも面白いという事ですな。しかし、ハリウッドもリメイクする周期がちょっと早すぎると思いますな。せめて20年ぐらいの間をあけてくれないとねぇ。やはり、それだけ新作のネタが無くなってきたという事なんでしょうかねぇ。掃除人の役を、オリジナル版ではジャン・レノがやっているんですが、今回はハーヴェイ・カイテルがやっていて、似たようなキャラの人間がやっている辺りが、結構ツボですな)