LDで『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』を観る。

 

(また観ましたな。この映画好きなんですが、ストーリー的に理解し難い部分があって、全面的に大好きな映画って感じはないのですが、まぁ元々はイタリアで製作された映画で、それを改変してアメリカで公開したという怪しい映画なので、それも致し方ないかという感じなんですが、それを劇場公開時は、あの『人喰族』との2本立てでカニバル・スプラッター2連作と喜んでいたのも事実で、まぁいわばそんな感じですなぁ。

アメリカ用に改変されているのは、何となく分かる事だと思うのですが、ランタイムで若干短くなっているのは、ある意味解せないですな。改変の為、別の映画から追加されてるシーンがあるというのに。その追加シーンがある事で、ストーリー的にも分かり難くなっているというのも解せないし、出来ればオリジナル版のまま観たかったというのが正直なところでしょうか。

ま、いずれにせよ、全体的には変わりない印象ではあるのですが、人喰族とゾンビの競演というのは、いささか大袈裟というか、この映画のゾンビは完全に操り人形で、いつもの溌剌さが無いですな。まぁでも、そんな夢の競演が観れただけでも、この映画を観た甲斐があったという訳で、良かったんではないでしょうかねぇ)