先日、日本橋のスーパーコングで買った中古ビデオ・ソフトで『悪魔の狂暴パニック』を観る。
(ワタシがこの映画を観たのが、1980年の2月。今から…当時の…13年前だ。同じ日に観た『サイレント・パートナー』と同じく、名画座で上映されても話題でもなく、そのまま消えてゆく幻の映画として認定してもイイと思った映画ですよね。いわゆる隠し玉の1本ですな。もう二度と観れない映画だと思っていたこの映画が、再びビデオでありますが、こうしてワタシの目の前に現れた時の感動と云ったら、もう泣きたいぐらいに感動的ですな。もう観る前から嬉しくてタマりませんなぁ。
そんなワタシの隠し玉の1本だった『悪魔の狂暴パニック』、ブルーサンシャインという名の麻薬が、人をパニックに陥れるというホラー映画で、その麻薬の後遺症によって、中毒者が男も女もみんなハゲになってしまうというのが面白くて、見た目のインパクトも絶大ですな。ハゲになって狂う瞬間に、ある者…ブライオン・ジェームスとかも…は突如ラドンのモノマネをやるところなんかも狂っていてイイですな。
監督は『スクワーム』のジェフ・リーバーマンで、ゴカイ大集合の後はハゲ狂人大集合という、普通のホラーものとは違うアプローチのホラーで、そういいながらも、ホラー・サスペンスに則ったシーンもあったりと、その演出手法はなかなかのもので、やはりこのジャンルの名手だと思わせるものがありますな。
そういえば、ワタシの隠し玉の1本だった『サイレント・パートナー』もビデオを入手しており、それもまた後日、懐かしい気持ちで鑑賞したいと思いますな)