昨日、日本橋のディスクプラザで買った中古ビデオ・ソフフトで『マジェスティック』を観る。

 

(ちょっと前から古い年代の映画が続いてますが、今回観た映画も70年代の映画ですな。御存知ブロンソンの『マジェスティック』ですな。以前テレビ放映では観た事があったけど、本編をノーカットで観るのは初めてというので、凄く期待して観ましたな。テレビで観た時も面白かったけど、今回はさらに面白かったですな。

基本的にストーリーは単純で、スイカ農場を営むブロンソンが、地元のヤクザから嫌がらせを受け、遂には怒りを爆発させて復讐の鬼と化す、というブロンソン得意の復讐アクション。そのスカッとしたアクションが見もので、登場する脇役グラフィティともいえる脇役陣の豪華さにも惚れ惚れしますなぁ。

何てったって、ヤクザの大物に扮するアル・レッティエリが素晴らしいですな。凄味の利いた悪役ぶりで、『ゴッドファーザー』やら『ゲッタウェイ』以上の凄味で、とにかく場面を浚ってしまう事請け合いですな。その子分に扮するポール・コスロが、これまたいつも以上にチンピラぶりを発揮して、イイ感じでしたな。それらをまとめてかたずけるブロンソンが最高にカッコ良く、メキシコ移民のテーマと上手くシンクロさせたストーリーといい、なかなか上手くまとめられた物語もイイですな。

脚本はエルモア・レオナードのオリジナルですが、この頃の彼は、『シノーラ』といい、勧善懲悪の西部劇タッチの話を好んでおり、それがリチャード・フライシャーの名演出と相乗効果があり、見事傑作になった映画ですな。

やはり、70年代の映画は面白いという結論に達した訳で、ますますこの頃の映画を観たいと思いましたな)