今月の初め、梅田のディスクピア三番街店で買ったLDで『ロイドの要心無用』を観る。

 

(サイレント映画のスターの一人、ハロルド・ロイド主演の映画ですな。巷では、チャールズ・チャップリン、バスター・キートンに次ぐ第三のスターとの呼び声が高いスターで、昔、東和が配給した“ビバ・チャップリン・シリーズ”“ハロー・キートン・シリーズ”があって、このロイドも“プレイ・ロイド・シリーズ”という一連のリバイバル・シリーズがあった程で、その第1弾として公開されたのが、この映画だった訳ですが、残念ながらそのシリーズ、これ1本だけで終わってしまったもので、シリーズに成り得なかったのが悔やまれますな。

しかし、映画そのものは傑作で、ロイドのアクロバティックなアクションがメインの作品で、いわば現代のジャッキー・チェンに相当するようなアクション劇で、その身体を張ったアクションには脱帽してしまいますな。アクション+笑いという意味に於いても、ジャッキー・チェンの元祖と云うべきであり、まさしくアクション俳優の元祖でありルーツですな。

因みに、この映画のランタイムですが、74分というのが正式のタイムなんですが、今回LDの片面に収録されているものは、56分52秒であり、いわゆる短縮版になっていて、それが残念だった訳ですが、それはこのLDを買った時点で分かっていた訳で、まぁしょうがないですなぁ。一度、完全版を観たいと思ったものでしたな)