天満の大栄書店でレンタルしたビデオで『続・悪魔の棲む家』を観る。
(昨日観た『完結編』の後に作られたのがこの『続・悪魔の棲む家』ですな。詳しい資料によると、製作されたのが1984年で、『完結編』と同じ年らしく、ほぼ同時製作みたいなもんですな。ただ、この作品はカナダ映画で、いわば今までのアメリカ映画と違っており、製作もこれが一番後だったようですな。まぁ、第1作『悪魔の棲む家』に便乗して作られた数々の便乗作品の1本という形だったと思われますな。
ストーリー的には、事件のきっかけとなる最初の家族皆殺し事件の後日談っていう感じで、つまりこれは第2作の続編と云った方が相応しいですな。だから『続・悪魔の棲む家』というタイトルは合っていたと思われますな。ただ残念ながら、登場人物たちの性格描写がイマイチ不鮮明で、期待したショック・シーンも大した事が無く、これは失敗作といってもいいような感じで、ハッキリ言ってつまらなかったですな。
色々期待して観た“悪魔の棲む家シリーズ”でしたが、結局は大勢に影響がなく、観なくても大丈夫だったという結果に終わっただけで、残念でしたな。後年には、リメイク作も作られたりして、再び便乗作が出るかと思いきや、そういう事もなく、ブームすらも起きませんでしたが、アメリカ人にとっては、この物語がひとつの怪談物語として成り立っているんだなぁと、つくづく思いますな。事の真相はともあれ、どの映画を観ても、真相に迫ると云ったものが無かったのが残念ですな)