近所のトーワブックスでレンタルしたビデオで『リコシェ』を観る。

 

(この映画、ビデオ化の際に“炎の銃弾”というサブ・タイトルが追加されたのですが、確かに『リコシェ』というタイトルだけでは何の事かよく分かりませんなぁ。ワタシも観ている間は、ずっとタイトルの意味なんか全然知らずに観てましたからね。まぁ、そのサブ・タイトルのお陰かどうか、映画はキレのあるアクションもので、なかなか面白かったんですが、監督のラッセル・マルケイのせいか、或いは製作のジョエル・シルヴァーのせいか、どことなく全体的に強引さでまとめあげたアクションって感じで、『ダイ・ハード』以降、このようなタイプのアクションものが増えたような気がしますね。まぁでも、面白ければそれでイイという感じなんですが、丁度暇つぶしにはピッタリの映画ですな)

 

 

 またその後、昨日、日本橋の二宮無線本店で買ったビデオ・ソフトで『トラ・トラ・トラ!』を観る。

 

(そして観ましたな。最近…といっても当時から20数年前の映画ですが…作られた戦争映画の中でも、割と史実に正確で、さらに本物志向のリアルな映画であるという、評判も高い映画ですな。

16年程前、OS劇場のシネラマの大画面で観た事があり、やはり一度は劇場のスクリーンで観る必要がある映画でしょうな。今回は、トリミング版の画面ですが、一応音声はステレオだし、それなりの迫力が出ていたと思われるのですが、やはりあの劇場で観た迫力を再現するには、画面はスコープ・サイズのワイド版が欲しい所ですな。

因みに、今回観たのは、俗に云う“日本公開バージョン”で、既発のLDになってるバージョンとは違うバージョンですな。LDになってるのは“アメリカ公開バージョン”で、例の渥美清と松山英太郎が日付変更線についての会話をするシーンがカットされているバージョンですな。ランタイムで約2分程度の差異があり、特に我々日本人には、その2人が会話をするシーンがある方が馴染みがありますな。取り敢えず、これでやっと日本公開のオリジナル版に戻った訳で、嬉しい事ですな。

それと、もうひとつ因みに、ワタシはこの映画を、単なる戦争映画ではなしに、一種のパニック映画としていつも観ているんですが、特に前半のアメリカ軍の「日本を舐めきった態度」が、後半大きなしっぺ返しを食らうようで、それがまるでパニック映画だと思うようになりましたね。尤も、この映画以後、今度は日本がパニックに見舞われる事になるわけですが…)