夜、先月、日本橋のトップジャパンで買った中古ビデオ・ソフトで『安藤組外伝 人斬り舎弟』を観る。

 

(“外伝シリーズ”とは言っても、この前観た『実録外伝 大阪電撃作戦』とは全く関係が無い、ワタシが勝手に付けたシリーズ名ですな。因みに、シリーズとも誰も云ってないですな。以前、レンタルで観た時も思ったのですが、この作品は、外伝だけあって、いつもとは違う感じでしたな。

今回は安藤組の外伝で、幹部・花形敬に単独にスポットを当てた物語ですな。その花形をモデルとした日向謙に扮した菅原文太が凶暴で暴れまくる訳ですが、当時チームプレーで通した安藤組にあって、一人気を吐いているのが花形で、とても印象的ですな。ただ、何となく異端な感じがして、安藤組とは気が合っていない感じがしましたな。その違和感が映画全体を支配しているようで、いつもの“安藤組シリーズ”とは異質の感じがしましたな。

またまた、例の横井英樹襲撃事件なんかが出て来たりしましたが、結局、安藤組にとって、最大の武器とういうか、テーマがそれになるので、そこは致し方ないというところでしょうか。いずれにしても、その事件があったからこそ、安藤組が輝いているんだから、ひとつの勲章と云えるんでしょうな)