朝、なんばのAVIONで『恐怖の報酬』のビデオ・ソフトを買う。

 

 

 そして、昨日、日本橋のON AIR・日本橋店で買った中古ビデオ・ソフトで『新幹線大爆破』を観る。

 

(ワタシが大好きな映画を、こうしてビデオで観られる事がとにかく嬉しいですな。劇場でも、テレビ放映でも観た映画だったですが、こうしてノーカットで、しかもシネマスコープの画面で観られるのは、ハッキリ言って感動ものですな。1980円という値段が、全然高く無かったですな。

内容はまぁ、全編150分緊張しっぱなしの面白さで…後半はトンデモ感が強くなりますが…何も言う事がありませんなぁ。この時以来、このビデオで、繰り返し繰り返し何度となく観てきた訳ですが、その後、DVDでもブルーレイでも見続けている訳で、何度観ても飽きない映画である事は確かで、こういうのを本当の名作と云うのでしょうね。

アメリカ版DVDで、約115分に短縮されたバージョンも観た事がありますが、やはりこのオリジナル版の150分という長さが必要で、これが必須アイテムですな。

豪華スターの競演も楽しいですし、この時にしか作れないそのレア感も素晴らしいですな。こういう名作を見られて、本当に至福の時を過ごしましたですな)

 

 そしてまた、本日買ったばかりのビデオで『恐怖の報酬』を観る。

 

(今回買った…中古ではない!…『恐怖の報酬』は、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督のオリジナルではなく、77年にリメイクされたウィリアム・フリードキン監督の方ですな。これを買ったのは、カットされていないオリジナル版だったから、ですな。

当時、日本で公開されたバージョンは約30分短縮されたバージョン…俗に云う“ソーサラー・バージョン”ですな…で、前半の登場人物たちの細かな動機の部分や、後半のテロや暗殺者の部分等が抜け落ちた不完全バージョンだった訳で、それを当時から知っていたワタシは、どうしてもカットされていないバージョンが観たいと常に思っていた訳なんですな。で、そのバージョンのものがビデオで出たというので、ワタシは新品で…少し割引金額で…買った訳でして、その欲求は当時凄かったものでしたね。

で、観た訳なんですが、さすがに前半、特に冒頭近くの各シーンなどは全くの初見で、初めて知るストーリーと共に興味深々で観てましたな。なるほど、こういう事があったのかと、ノーカットで観られる喜びと共に、あのカットされたバージョンは何だったんだと、劇場公開時、期待しながらもそうでもなかった事を思い出し、腹が立っていましたな。勿論、ラストもこちらの方が納得できるラストであった訳なのですが、あのラストがある事から、“恐怖の報酬”に繋がる訳で、暗い悲惨なラストでもある訳ですが、よりそのタイトルの意味が分かるんですな。それに比べたら、前のバージョンは、実に中途半端だと云わざるを得ないラストですな。という事で、やはり、何事もオリジナル版に限りますな)