天満の大栄書店でレンタルしたビデオで『リトルトウキョー殺人課』を観る。
(東京といっても“リトルトウキョー”だからロサンゼルスの話ですな。ドルフ・ラングレンとブルース・リー2世のブランドン・リーが主演する刑事アクションで、このキャスティングはとても魅力があったので、期待した1本ですな。
監督が『コマンドー』のマーク・レスターなので、アクション描写も豊富でさぞかし面白い作品に仕上がっているんだろうと思うのですが、これがサッパリでしたなぁ。確かに、ブランドン・リーのアクションは父親譲りのクンフー・アクションを披露して、なかなかの見せ場を構成してましたが、ドルフ・ラングレンのシーンとか他のアクション・シーンにほとんど緊張感が無いので、映画としてしまらないモノになっていましたな。やはり『コマンドー』はシュワちゃんの魅力があったからこその映画だったって事でしょうな。
脇には、東洋系のキャストが揃えられて、それなりの映画にしようとしている雰囲気もあるのですが、ランタイムが78分しかないという事も考え合わせると、これは単にB級になりそこねたC級映画なのかなぁと思ったりもしましたね。ただ、ハリウッド・デビューを果たしたブランドン・リーは、当時はこれからも期待できると思ったのですが、後にあんな事があり、とても残念でしたな。合掌です…)