近所のトーワブックスでレンタルしたビデオで『バッド・インフルエンス/悪影響』を観る。

 

(先日劇場で観てムチャクチャ面白かった『ゆりかごを揺らす手』のカーティス・ハンソン監督の前作がこの作品ですな。監督第1作の『窓/ベッドルームの女』も傑作だったので、もう期待して観たのでしたが、正直言って、1時間を過ぎても面白くならないので、今回は失敗作かなと思っていた瞬間、その辺りから徐々に面白くなってきて、結果的にこの作品も面白かった映画で、これもまた傑作でしたな。

主人公に悪影響を及ぼす役にブラット・パック出身のロブ・ロウが扮し、『パシフィック・ハイツ』のマイケル・キートンや『背徳のささやき』のリチャード・ギアのようなカリスマ性を帯びた悪役の魅力に富んでいて、これまた良かったですな。やはりサスペンス映画には、主人公を追いこむような悪があってこそだと思い、このキャスティングは見事だと思いましたな。

ナンか、カーティス・ハンソンの映画って、ほとんど意味不明なタイトルが多いですが、やはり映画は中身で勝負っていう感じで、タイトルだけでは分からないって事もありますよね。今後もタイトルに惑わされずに、映画は中身で勝負という見方をしなければならないと思いますな)