先日、天満の大栄書店で買った中古ビデオ・ソフトで『オフサイド7』を観る。
(これも前々から欲しかったビデオですな。戦争ものなんですが、作品のトーンが凄く軽い感じで、悲惨なシーンもあるにはあるんですが、全体的には全然重くなく、軽快な戦争アクションといった感じで、ムードとしては珍しい映画ですな。
いわば昔の『戦略大作戦』に近い感じというのか、あそこまではコメディに徹しきれていないとは云え、まぁ雰囲気はあんな映画ですな。
当然ながら今回もナチが悪役なんですが、何故か…!…ドイツ軍の将校に扮しているロジャー・ムーアが最後には連合国の強奪に協力するというのも笑えますが、あと、劇中に展開される、ドイツ軍VSエリオット・グールドとのバイク・チェイスがなかなか迫力があり、そういったアクション・シーンも含めて軽く楽しめる戦争アクションとして、ワタシは大いに気に入っている作品でもありますな。
まだこのビデオはスタンダードのトリミング版ですが、取り敢えず映画の面白さは十分伝わったかなという感じでしたな。尤も、本来ならスコープ・サイズのワイド版が欲しいところですが…。先の二人も含め、テリー・サヴァラス以下…『第十七捕虜収容所』のあの人も!…オールスター・キャストも楽しく、あと、ラロ・シフリンの音楽も良くて、この映画のサントラ盤も是非CDで出て欲しいですな)
その後、これも先日、天六のFAITHで買った中古ビデオ・ソフトで『斬り込み』を観る。
(これも以前、オールナイトの渡哲也大会で観た映画でしたな。その時から面白くて気に入っていた作品だったのですが、この映画、主演といっても哲ちゃんの出ているシーンが極端に少ないので、多分当時は、哲ちゃん、かなり忙しかったんだろうと思いますな。
大体ほとんどが似たような感じの映画ばかりで、そればかり主演で、本人も相当嫌だったんではないだろうという気持ちが痛い程分かり、それでも我慢して出演し続けるのは大したものですな。
そんな忙しい中にあって、出演シーンがほとんど無い中でも、立派に主演作が出来てしまうのも、当時の日活のスタッフはさすがですな。澤田幸弘監督のデビュー作でもある本作は、渡哲也がほとんど出ていなくても、それでも面白く仕上がっているのは、それもまた素晴らしい事ですな)