先日、天満の大栄書店で買った中古ビデオ・ソフトで『シェイマス』を観る。
(観たかった映画ですな。1972年に作られた映画ですが、私立探偵ものとしては、『動く標的』と並ぶ程の傑作であるらしく、前々から観たい映画だったんですな。因みに、マッコイとは主人公の名前ですな。
まず、オープニングが素晴らしいですな。B級の匂いがプンプン香り、主人公の私立探偵としての生活感が丸出しというあのオープニングが最高ですな。さらにそこのバックに流れるジェリー・ゴールドスミスのジャジーな音楽も良く、まさにこのシーンだけで主人公のキャラを全て語り尽くしているというメイン・タイトルが最高にゴキゲンで、そこだけで傑作だとワタシは思ってしまいましたな。
主演は勿論バート・レイノルズで、彼のイキイキしたアクションが、これまた映画のムードを盛り上げていますな。実際この映画で高所から落ち、脳震盪を起したらしいですが、そんな命がけのアクションこそ本来のアクション映画であり、それを体現したレイノルズはまさにアクション男優の鑑だと言えますな。
この映画の前が『脱出』で、後の映画が『白熱』というまさにレイノルズ全盛期の作品であり、彼の活躍ぶりこそがこの映画の魅力でもありますな。
本当にレイノルズはカッコ良かったですな。レイノルズが亡くなって5年経ちますが、今思えば、彼こそがアメリカ一のアクション俳優だと思いますな。遅ればせながら、合掌ですな)
