夜、プレイガイドの格安チケットで、天六のホクテンザ2のオールナイトで『ペンデュラム/悪魔のふりこ』『スティグマ/邪神降臨』の2本立てを観る。 

 

(この時期にしては珍しいホラー映画の2本立てですな。

『ペンデュラム/悪魔のふりこ』は、昔のロジャー・コーマン監督の『恐怖の振子』のリメイクですな。という事を後で知ったんですが、最初は知らなかったのであまり期待してなかったでしたな。

16世紀ごろの時代の映画で、だからあまり期待してなかったのですが、監督が『ZONBIO 死霊のしたたり』のステュワート・ゴードンだったので、割と分かり易くて結構ハラハラさせてくれて、これは意外と面白い映画だったですな。尤も、あのポップな感覚は今回は皆無でしたが。

あと、ランス・ヘンリクセンが珍しく主演で、トルケマダという主人公を演じてなかなか迫力があったんですが、そのトルケマダという名前、確か『珍説世界史PARTⅠ』でメル・ブルックスがそのパロディをやっていたのを思い出し、成程そういう事だったんですな。勉強になりました。

因みに、あのオリヴァー・リードが特別出演していたのですが、オリジナル版にも出ていなかったし、あれは何か意味があったのでしょうかねぇ。

次の『スティグマ/邪神降臨』は、現代の映画ですな…タイトルの意味は不明でしたが…。原作がディーン・R・クーンツなので、割と期待したんですが、話の展開がホラーというよりサスペンス・アクションに近い感じで、それが意外に面白く、違う意味で面白かったですな。いわば『オーメン/最後の闘争』に似た感じであり、無名のスタッフやキャストにしては、よく頑張ったと云える感じですな。

ただ、期待したラストが弱い気がして、あそこはもっとドンデン返し的に派手にしてくれた方が良かったのではないかと思いますな。このジェフリー・オブロウ監督には『キンドレッド』というホラーものがあるらしく、結構評判がイイので、近い内にビデオで観たいと思いましたね)