朝、梅田のシネマアルゴ梅田の1回目で『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』を観る。 

 

(あの名作『生ける屍の夜』…ビデオのタイトルは『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド~ゾンビの誕生』で、LDは『生ける屍の夜』なので、ここでは本作と差別化する為に、敢えてLDの方のタイトルとしました…のリメイク作品でありますな。

何故今頃リメイクされたのか、それが当時の疑問だった訳ですが、今から思うと、監督にトム・サヴィーニを迎え、ロメロは製作と脚本だけに専念したのは、唯一ゾンビ・シリーズで無参加だったサヴィーニ監督に、このシリーズに敢えて参加させようとロメロが目論んでいたと思われますな。それに、ロメロ自身が、あの名作をカラーで再現したかったのかも知れず、それを思うと、やっぱりリメイクされた価値はありますな。

役名からキャラクター設定、細かな描写までオリジナルと同じにしているのは、オリジナル版を何度も観ている者からすれば、「何故にリメイク?」と思ってしまいますが、例えば主人公の女性のキャラクタ-の個性が、より強く打ち出されている事も含めて、現代にあったキャラクター設定をしているようで、その辺りはいかにも時代的ですな。また、オリジナル版よりも分かり易くなっている点も良く、その辺りは、オリジナル版が低予算だった事もあり、これまた良くなっている点でもありますが、あのオリジナル版にあった「訳が分からないけど、恐ろしい」といった殺伐とした雰囲気も逆に好きですけれども…。

いずれにしても、オリジナル版もこのリメイク版も、面白い事には違いなく、これでまた、ゾンビ映画にまた一つ、傑作が生まれた訳ですな)

 

 

  その後、心斎橋のりずむぼっくすで『レマゲン鉄橋』『ランボー3/怒りのアフガン』の中古LDを買う。観るのは両作とも2月。