夜、先々月なんばのAVIONで買ったLDで『オズの魔法使』を観る。 

 

(この映画、以前テレビ放映でチラッとだけ観掛けた事がありますが、完全な形で観るのは勿論初めてでありますな。

いわゆる往年の名作とされている映画ですが、これが作られたのが1939年という、まだカラー映画さえ始まったばかりの頃で、それでいて現実のシーンはモノクロで、夢のシーンはカラーで撮られていて、それが見事な限り美しく…当時で云う所の3原色カラーですな…作られていて、実に見事で、美しいですな。1939年といえば、同じMGMで『風と共に去りぬ』が作られた年でもあり、そんな年にこれも作られたとは、まさに時代を代表する名作ですな。

ストーリー的には、今更言うまでもないぐらいオーソドックスなもので、夢見るファンタジー映画とすれば、子供にも大人にも楽しめる楽しい話になっておりますな。主人公と仲間たちの関係性が、あの『スター・ウォーズ』のヒントになっているようで、その辺りのジョージ・ルーカスのセンスと上手くマッチしている要因ではありますな。

とにかく主演のジュディ・ガーランドが可愛くて、主題曲「虹の彼方に」=「オーバー・ザ・レインボウ」も素敵で、素晴らしい時間を過ごさせて頂きましたですな。

因みに、この映画の正式な邦題は『オズの魔法使』であり、他の資料や一般人の書いている資料等を見ると、大概『オズの魔法使い』となっており、それらは全て間違いですな。DVDのタイトルでも、格安のPD版の邦題は全て『オズの魔法使い』となっており、映画に無知な人が邦題を付けているんだなーと、嘆いてしまいますな。大体、映画のタイトルは固有名詞扱いで、だから例え送り仮名一文字でも、…その邦題が間違っていても…間違いは間違いで、故に、邦題は正確に書く必要がありますな。邦題は正確に書きましょう)