先日、日本橋のディスク・プラザで買った中古ビデオ・ソフトで『メル・ブルックスの命がけ!イス取り大合戦』を観る。 

 

(メル・ブルックスの日本未公開作品ですな。巷では「12の椅子」として有名だった作品で、ブルックス作品の初期の特長として、ある弱者が主人公というコメディですな。

前半=悲喜劇、後半=スラップスティックの精神が貫かれている作品で、ワタシが最初にビデオで観た時は、ちょっと戸惑い気味で、暗い話しだなぁと思ったものだったのですが、こうして何度も観ていると、ブルックスらしい優しさが溢れているような気がして、妙に納得したものでありますな。

本当はLDで欲しかったところなのですが、この作品だけはLDではリリースされていないので、仕方なくテープ版で我慢したところで、よく考えれば、『ブレージングサドル』も日本ではLD化はされなかった事もあり、メル・ブルックス監督も舐められたものだった模様ですな・怒)