LDで『地獄のコマンド』を観る。 

 

(時期的に湾岸戦争の時期でありまして、そんな時に、この種のジャンルの映画を観るというのが不謹慎であるという事は重々承知の上で、この映画を観ましたな。だって面白いんですもの。

一種の“地獄のヒーロー・番外編”的な映画なんですが、原題からも分かる通り、共産勢力によりアメリカが侵略されたという設定の、まさしく仮想敵国映画。まぁ一種のファンタジーとして捉えればイイ訳で、観る方も、そんな軽い感じで観てしまいますな。

まさにチャック・ノリスがたった一人で、リチャード・リンチをリーダーとする共産勢力からアメリカを救う話で、観ている方は文句なしでノリス万歳で応援してしまいますな。ラストはキャノン映画特有の人体大爆発してしまう訳で、この辺はブロンソンの『スーパー・マグナム』とソックリ同じですな。それだけスカッとさせてくれる訳で、この時ばかりは「キャノン映画は面白い!」と心で叫んでしまう自分がいますな)