昨年の11月になんばのAVIONで買ったLDで『戦争のはらわた』をやっと観る。 

 

(以前、一度観始めた時があって、その時は最初30分ぐらいで観るのを止めたのだったですが、今回再度チャレンジして、何とか全編観る事が出来ましたな。多分、前回は体調が悪かったものだと思われ、今回は万全の体調で臨み、大丈夫でしたな。

映画は、体調を気にする程の内容ではないんですが、サム・ペキンパー作品という事で、ある意味緊張した部分もあったかと思われますが、映画の内容はほぼ傑作ですな。“内に潜む敵”というテーマに関して云うと、例の『プラトーン』がありますが、それよりも濃い内容で、特にクライマックスの味方が味方を殺すという衝撃のシーンは、まさにペキンパーの真骨頂であり、戦争の空しさというのが伝わってくる名シーンだと思いますな。

戦争映画はペキンパー作品ではこれが唯一ですが、ペキンパーだからこそ、やっとここに到達したと云える作品だったと言えますな。惜しむらくは、これ以後、ペキンパーらしい作品が無かった事ですな。それは本当に残念に思いますな)