朝、梅田の三番街シネマ3で『プレデター2』を観る。
(シュワちゃん主演の『プレデター』の続編ですな。今回はシュワちゃんは出演せず、都市部の警官隊との対戦がメインですな。
オープニングの襲撃シーンは、結構迫力がありましたな。警官隊と麻薬組織との銃撃戦の間に突如プレデターが現れて、現場を混乱させて、死体の山を築きあげて行く所はよかったですな。と、その部分は気に入っているんですが、後は前作同様、プレデターによる狩りのシーンで、あまり変わり映えせず、前作とは舞台が違うとはいえ、前作のような透明性を武器にしたところもイマイチで、そこがネックで、やはり前作のようなジャングルが舞台でないと、プレデターの特長を生かしたモノを発揮できないようで、主人公にしたってシュワちゃんのような活躍ぶりもなく、それも迫力なかった要因ですな。
ナンか、最後にプレデターに勝利した主人公ダニー・グローヴァーを称えるシーンとかもありましたが、素手で戦った前作のシュワに比べると、ちょっと迫力不足のような感じで、それも不満でしたな。まぁ今観ると、それでもまぁまぁ面白いですが。
ただ、途中のシーンで、狩った相手の戦利品の中に、エイリアンのものがあったりしたようで、それをもう一度見て確かめたいので、是非LDを買おうと思いましたな。どっちやねんって感じですが…)
その後、なんばのりずむぼっくすで・プランタン店で『スパイ・ライク・アス』の中古LDを買う。
また、心斎橋のりずむぼっくすで『マネキン』の中古LDを買う。
夕方、天六のホクテンザ2で『エイリアンネーター』と『パガニーニ・ホラー/呪いの旋律』の2本立てを観る。
(本日の2本立ては、共にイタリア製のバッタモン・ホラーの2本ですな。特に、1本目の『エイリアンネーター』は、完全なるバッタモンで、邦題からして『エイリアン』と『ターミネーター』のパクリですよね。実際、映画の内容も、その二つの映画のパクリ・シーンばかりで、クライマックスなんて、『エイリアン2』のパクリ・シーンばかりの構成で閉口しましたな。まだそれなりに、工夫されたアレンジならまだ観れるんですが、この映画は全部そのままパクっているので、まさに開いた口が塞がりませんって感じですな。
大体、監督がヴィンセント・ドーンからして既にダメな訳で、パクリ精神もよりダメなバカ監督なので、そういう結果になっても仕方ありませんなぁ。
もう一方の『パガニーニ・ホラー/呪いの旋律』は、パクリ映画というよりも、安いZ級の低予算ホラーといった寂しい映画ですな。悪魔やら呪いやら、一つの古城を舞台にしたゴシック風のストーリーなんですが、もう見るからに低予算がミエミエの映画で、肝心のスプラッター・シーンも皆無で、ホント寂しい低予算ぶりですな。こんな素人同然の映画に、ダリア・ニコロディやドナルド・プリーゼンスが出ちゃいけませんよ。やっぱり、ギャラに釣られて出たんでしょうかネェ。
監督はルイジ・コッツィ…英語名でルイス・コーテス…で、この人以前『ラストコンサート』を撮って、我々から大涙の粒を絞り出した人だったんですが、『エイリアンドローム』といい、この作品といい、この手のホラー映画は、もうひとつ不得手みたいですなぁ。多分、これも、誰かの代わりで撮ったやっつけ仕事だったに違いありませんなぁ…。そう信じたいと思いますな)






