先日、心斎橋のナニワで買ったLDで『シャドー』を観る。 

 

(この当時の時点では、あまり好きではなかったダリオ・アルジェント監督作品なんですが、何故か気になっていたので、今回わざわざLDを買って観ましたな。中古ではなく新品で値段も安かったんだと思われ、確か、40%引きだった筈。新品なのにダンピングされていたのは、多分店でも売れ残っていたんだと思われ、まぁワタシとしては助かりますな。確かもうその時点で廃盤になっていた筈で、そう思うとちょっとだけ寂しい気もしましたな。

アルジェントの猟奇ホラーの一篇で、連続殺人犯が途中で入れ替わるという反則まがいのミステリーでもありますな。そういう意味では色々楽しい映画なんですが、登場するミステリアスな美女が、実は思わせぶりだったりとか、余計な部分でややこしくしている点で、残念な結果に仕上がってますな。途中の万引き女のシーンのカメラワークなど、面白い部分もあるんですが、結局はあまり意味がなかったといういつものアルジェント節で、最後にはアッサリ騙されてしまうんですな。しかし、アルジェントにかかれば、あのジュリアーノ・ジェンマでさえも、イチコロで殺されるって事がよく分かりましたな。あのマカロニ・ウェスタンのヒーローでさえ…。

因みにこのLD、一応ワイド・サイズになっているんですが、画面サイズでいえばスコープとビスタの間の2.0フレームぐらいでしたな。はて、オリジナルは?と思って調べたら、普通のビスタ・サイズが正解でしたな。多分、ビスタの縦方向をちょっとトリミングしているのではないかと思え、昔は結構トリミングで誤魔化したエセ・サイズがよくありましたな。何でそんな事をするんだろうと、当時は疑問に思ってましたな。まぁ、今も疑問ですが…)