朝、梅田の三番街シネマ3で『エクソシスト3』を観る。
(あの大ヒットした『エクソシスト』の第三弾であります。まぁ『2』が作られたのは分かるんだけれども、まさかここに来て『3』も作られたとは。ワタシが気になったのは、この映画が『2』を無視して、これこそが『1』の続編だと作り手は云ってる事ですな。しかも云ってる本人が、1作目の原作者であるウィリアム・ピーター・ブラッティ…この映画の監督でもありますな…であるから、どうしても気になって劇場に駆け付けてまいりました。
で、観たんですが、ブラッティがこれが『2』だといかに力説しても、「ハァそうですか…」と答えるしかない出来で、怖さという点に於いても、面白さという点においても、やはり1作目には全く敵わないですな。まぁ、『2』の出来がアレなので、なんとなくブラッティの言いたい事も分かるんですが、もうひとつそれが画面に表現されていなかったようで、それが惜しくも残念ですな。やはり、通常の犯罪ドラマにしている点が弱いと思え、それがインパクトに欠ける要因なのではないでしょうかねぇ。それと、当世風に言えばショック・シーンでしょうかねぇ。映画の後半に凄くショッキングなシーンがあるのですが、そこ1カ所だけとは寂しいですな。
この後映画は4作目の『エクソシスト/ビギニング』も色々トラぶったりして、結局2本の4作目が出来たりしましたが、ナンか1作目以外は、それぞれの続編で問題が起きているみたいですな。それ程あのフリードキンの1作目が偉大だって事なんでしょうな)
その後、なんばのAVIONで『48時間PART2』と『ベン・ハー』のサントラCDを買う。
また、日本橋の二宮無線本店で『ゴースト/ニューヨークの幻』のサントラCDを買う。
(『48時間PART2』のサントラは、『ダイ・ハード』と同じく、1作目は出ておらず、この2作目で初めてリリースされたサントラでしたね。故に、その1作目の代用品として、2作目のサントラを流用していた人が多かったみたいで、ワタシもその一人ですな。それだけジェームズ・ホーナーのスコアが聴きたいと思った程で、今回晴れてその念願が叶ったと云うべきだったでしょうな。本来なら、1作目のサントラも後にリリースして欲しいところだったのですが、残念ながらそれは現在に至るも実現していませんね。スコア事態も前作と同じものが使用されているのかどうか分かりませんが、もし同じだとしたら、まぁこれ1枚で事足りるかと思われますが、果たしてどうなんでしょうね。でも、仮に例えそうだとしても、それならこのサントラを1作目・2作目共通にしてリリースしてくれればいいものを、そうなっていない所を見れば、やはりそうではないようですな。
次に買った『ベン・ハー』は、古い名作のサントラで、ミクロス・ローザの力強いサウンドが全編に鳴り響いている名盤ですな。
このサントラは昔リリースされていたものと、ジャケットが違うものですが、収録されている内容は全く同じもののようですな。一瞬ニュー・バージョンかと思いきや、そうではなかったようで、知らない人からすると、危うく騙されるところだったですな。後に、全編スコアが収録された2枚組完全版サントラもリリースされており、往年のスペクタクル史劇の音楽をタップリ聴きたい人は、そちらの方もおススメですな。ただ、そうでない方には、これ1枚でも十分だと思われますな。
但し、これは本物のサントラと違い、正確にはカルロ・サヴィーナ指揮によるサントラ・スコア盤というのが正解のようで、本物はやはり2枚組完全版の方になるらしいです。
『ゴースト』のサントラも、ベテランのモーリス・ジャールのスコアですな。ただこれは、そのスコアだけではなしに、例の主題歌「アンチェインド・メロディ」が聴きたい為に買ったのが正解だったようで、そのテーマ曲の印象が強く、ジャールのスコアがそれに打ち消されてしまっているのが残念ですな。やはりこの映画のあの主題歌のインパクトは絶大ですな)




