朝、梅田のOS劇場で『ロボコップ2』を観る。  

 

(シリーズの第2弾ですな。完全なる続編で、今回は新たなロボコップ2号が登場するという話ですな。見るからに悪役然とした風貌で、それだけでストーリーが分かってしまう程の2号ロボットですな。

まぁ、大体前作でストーリーは成立しているので、今回は蛇足以外の何者でもないという感じなのですが、2号との対決だけが楽しみという、ただそれだけの映画って感じですな。

前作でヴァーホーベン監督が構築した風刺アクションもまた、今回も継承されている訳ですが、今回の第2弾、悪役の設定が拙く、もうひとつ内容に乏しい感じで、そこがウィーク・ポイントですな。アーヴィン・カーシュナー監督にしてみれば、ちょっと2作目を受け持つのが難しかったようで、続編監督にしてはただ残念だったようですな。

ただ、シリーズをもっと観たいので、3作目に期待したい所ですが、まさか第3弾では、ロボコップが空を飛ぶとは思わなかったですな。そいう意味では監督がフレッド・デッカーに変わって正解だったような)

 

 その後、日本橋の二宮無線本店で『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』『デモン・シード』のLDを買う。

 

 

 その後、夜、天満のビデオ・プラザ・アルファでレンタルしたビデオで『ザ・ファントム/地獄のヒーロー4』を観る。

 

(一応シリーズの第4弾って感じなのですが、実は4弾も何も、全然シリーズとは違うでないの。主人公だって、ブラドック大佐ではないし、原題も“ヒーローと恐怖”なんて訳の分からないタイトルを付けられて、それに呼応するかのように『ザ・ファントム』という邦題にしなければならないとは、何か情けないですな。

基本的には刑事アクションで、要するに、ノリス扮する愛妻家の刑事が、ジャック・オハローラン扮する殺人鬼と対決するという、どこが“地獄のヒーロー”やねん、という詐欺まがいの映画ですな。まぁ、それでも刑事アクションとして面白く仕上がっていれば、多少の邦題のデタラメさも許せるのですが、ラマーズ法で妻の妊娠に協力するというノリス刑事が、何ともまぁ笑ってしまう程の緊張感の無さで、その合間に殺人鬼と対決するという、恐怖どころかコメディじゃないかと疑ってしまう程で、こんなノリスを観たくなかったですな。

ラストも、銃撃戦でなく単なる殴り合いに終始していて、カンフー・アクションにもなっていないという、どうしたんだ、チャック・ノリス!と叫びたいぐらいの不甲斐なさので、この頃からですかね、ノリス映画が面白くなくなったのは。誠に残念ですな…)