朝、梅田の梅田スカラ座で『アビス』を観る。

 

(これが深海映画の本命作ですな。前年、後追いのバッタモン作品が先に公開されて、結局本命が後になってしまった訳ですが、いざ蓋を開けてみると、意外にもタダのモンスター映画ではなかったという結論で、まさかこれほど崇高な映画になっていたとは。ハッキリ言って、これは深海ホラーではなくて、深海版『未知との遭遇』ですな。まぁ、ジェームズ・キャメロンがタダの怪物映画を作りませんよねって、そう思ったのでしたが、この意外性もまたキャメロンらしいところでしょうな。しかも、お得意の“後にディレクター・カット版がリリースされる”という按配で、ワタシも後にDVDで時間の長いDC版を買いましたな。なので、この映画の印象というと、そのDC版が先に思い浮かぶ訳で、やはり劇場公開版は、物足りなかったという感じでしょうな。そんな事なら最初からDC版を公開して欲しかったと誰もが思い、まぁ公開に際してランタイムの問題とかもあるんでしょうが、それにしてもねぇ…。

なので、やはりこの映画に関しては、劇場公開版は、テーマがもうひとつボンヤリしていてピンと来ず、それを明確にした…あと、スペクタクルなシーンもあり…DC版の方が良かったという評価ですな)