LDで『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』を観る。 

 

(これは面白い映画ですなぁ。この映画、俗に云う『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』の姉妹編ですが、完全に話が繋がっていない所が、ユニークな所ですなぁ。前作とはフランケンシュタイン自体が造形が違うし、登場人物も前作とは違う人たち…水野久美は違う役で出てますが…だし、それにフランケンが死んだ原因がそもそも違うしと、微妙に違う点が前作を観た人からすれば歯痒い点ではあり、続編のようで続編ではない立ち位置というのが面白いですな。それにこの映画、怪獣と自衛隊との攻防戦が大半である所もまた珍しい所ではあり、いわば、特撮ファンからすればメチャ面白い映画って事になる訳ですな。特に殺人光線メーサー車が素晴らしいですな。アレで怪獣がやられそうになる所が凄い所で、この武器がゴジラ映画に出ていたらと、考えてしまいますな。

この時から10年ぐらい前、夏の時期によく自主上映会などで東宝特撮怪獣映画を観た事があったので、その時の記憶がまざまざと蘇って来ましたな。それが当時は、家でLDで怪獣映画が簡単に観れるんだから、ホントいい時代になったものですな。さらに31年経った今、今度は大画面の液晶テレビでブルーレイですからな。この映画を観る度に、ガイラの「キエー!」という声と共に、夕闇の映画館で観た怪獣魂が心に蘇ってきますな)