朝、梅田の梅田ピカデリー3で『バロン』を観る。 

 

(この『バロン』という邦題からは分からなかったですが、これはあの「ホラ男爵の冒険」の映画化ですな。もしそれを初めから知っていれば、観ていなかった映画だったと思いますな。SpFXを駆使したファンタジー映画という事で、その種のジャンルが好きな人からすれば、面白い映画になっていたとは思いますが、ワタシはあまり好きなジャンルではないので、観ていて辛いものがありましたな。テリー・ギリアム監督作品ですが、『バンデットQ』や『未来世紀ブラジル』のような、SF調の作品なら良かったんですが、今回の作品はそうではなかったので、ワタシとしては残念でしたな。どちらかというと、ギリアム監督の初作『ジャバーウォーキー』に似た映画であり、それももうひとつ苦手だったワタシは、面白くなかったですな)

 

 

 そして夜、昨日、日本橋のニノミヤ7で買ったLDで『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』を観る。 

 

(本来ならもっと早くリリースされて然るべき作品だった訳ですが、前年突然劇場公開された為、リリースが遅れてしまった映画ですな。ほとんど劇場公開から1年程経った時期にリリースされたんですが、これも世間…ビデオ業界?…の流れでしょうかね。例の『ロボコップ』が先例になった流れですな。

とにかく、リリースされて即買ったLDで、ワタシのようなゲテモノ・ファンにとってはこれまた嬉しいリリースですな。にっかつビデオの久しぶりのホラー映画のリリースで、今回から値段も下がったのも嬉しく…9800円から7800円になった…、しかもビスタ・サイズでのリリースというのも大歓迎で、何事につけてもイイごとづくしでしたな。多少、画質が鮮明さに欠けるのが難ではありましたが、この手の映画にはそれも織り込み済みなので、それも却って雰囲気が出ていてイイもんだと、勝手に納得していましたな。

内容は、もうメチャクチャですが、ゾンビと食人族の共演という唯その一点のみで、歴史に残るべく映画ですな。因みに、後に知った事ですが、イタリア製のオリジナル版はこれとは別バージョンで、これはアメリカで再編集された…ロイ・フランクス監督による別の映画のシーンが挿入されているもので、ランタイムも短くなっている…俗に云う“ドクブチャ・バージョン”と言われてる…誰に?…バージョンですな。その後、DVDではオリジナル版でリリースされており、この“ドクブチャ・バージョン”が完全な形では観られなかったものですが、現在リリースされているアメリカ盤ブルーレイには、その両バージョンが収録されており、この“ドクブチャ・バージョン”のファン…そんな人がいるのか?…にも喜んで頂けますな。マッタクもってイイ時代になったものですなぁ。因みに、それと同じバージョンで、もうすぐ日本盤も出ますが、やっと今頃というか、かなり遅れてのリリースですな。値段も高いし、果たして売れるのでしょうかねぇ…)