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 夜、関西テレビの黒澤明3時間特別番組(20:02~22:55)で『用心棒』を観る。

(黒澤明監督の名作テレビ初登場は、本来ならゴールデン洋画劇場枠なのを、わざわざ1時間も拡大…繰り上げ…しての特別枠での放映でしたな。ランタイムは1時間50分ぐらいだから、30分の延長でも十分ノーカットで放映できるところが、何故に1時間も拡大なのか…? と思ってしまうところですが、実際、本編が終了したのは22時20分ぐらいで、残りの約30分は、解説の高島忠夫と仲代達矢との対談が行われてましたっけ。それがこの日の放映の“ウリ”でもあった訳ですが、純粋に映画だけを楽しみたい人にとっては、蛇足でしかありませんでしたな。ま、今で言ったら、DVDの特典映像みたいな感じではありますが、元々特典自体を見ない者…ワタシがそうですが…からしたら、あまり有り難味はなかったように思いますな。
因みにこの日の放映は、本編がノーカットで放映されたと同時に、画面サイズもオリジナル通りのノートリミング、即ち、上下に黒味が入った横長のスコープ・サイズのままで放映されてましたな。今では違和感ありませんが、当時はテレビ映画劇場では珍しい…もしかして業界初?…試みで、今のように大型サイズのテレビがほとんど普及していない時代でもあり、横長ではあるけど、上下に黒味がある分、実効面積が通常のテレビの半分に縮小されてしまうあの画面は、かなり異様に感じましたな。確か、放映中や放映後に、「画面が小さくてよく見えんやないけぇ!」と、局にクレームの電話が嵐のように掛かってきたと、後日の新聞に掲載されてましたっけ。日本が世界に誇る巨匠・黒澤天皇の映画だからという事もあったんでしょうけど、あまりに特別扱いする風潮は、如何なものかと思われますな。まぁでも、スコープ・サイズの両袖をぶった切って放映するのも、あまり心地良く無いのも事実で、あの当時ならではの悩みどころという感じではありましょうか)