


紀伊国屋書店のレコード売り場で「仮面の忍者 赤影」のサントラLPを買う。
夜、京橋劇場へピンク映画の3本立てを観に行く。まずは『痴漢発情地帯』。これがあの『痴漢いん相学』の稲尾実作品かね。確かにオープニングでのシーンは、その後を期待させてイイのだが、その後はナンじゃい。沢木みみちゃんや朝霧友香ちゃんはバストがないのでどうももう一つだし、ナンとその他に“あの”シーンはないのだ。何というのか。これはピンク映画なのであるからして、アレがなければね。それに『誘惑若妻犯し』同様、タイトルに偽りあり。[1/3]
2本目は『セックスドキュメント つれ込む!』。あのSMオバサンの名前が分かった。青野リマ。そしてママさんこと杉佳代子も共演。二人共人妻の役で。リマさんが6本目で、佳代子さんが5本目。今最も売れているピンク女優なのだろうか。それにしても泉ユリはいつ見てもブスだね。それから、前に三条まゆみちゃんを苛めた男も野上正義という男だった。ひろ新子演じる女社長をもっと活かして欲しかった。どうも見た顔ばかりで(佳代子さんのシーンは“人妻的”で良かったが)パターン化し過ぎている。[1/3]
3本目は『看護婦秘密』。『真昼の暴行魔』という全くもって面白くない作品の西原さんだが、今回も不発。ほとんど同じキャスティングというのもいいただけないし、あのシーンがほとんどロングばかりで長過ぎる。長ければイイというものではない。それにタイトルにも偽りありで、よくもこんなデタラメを。泉ユリのなんかもう見たくもない。これからはキャストで観よう。[1/3]
(この日買った「OZ」というのは、関西発信の映画雑誌。これが第1号との事で、偶数月の10日発売との事だったので、これは12月に発売されたものだったよう。取り敢えず、正月映画、特に“007”の特集がメインでしたな。モノクロページのみの安い作りの雑誌でしたが、手作り感というか、いかにも関西地方限定の話題で雑誌を作ってますといった感じが懐かしいですな。掲載されているコラムを、竹内義和とか芦屋小雁とかが書いているのが、まぁレアといえばレアでしょうか。あと、いしいひさいちのイラストとかも。この後、2号目も買いましたが、結局それっきりになってしまったのは、やはり、途中でポシャッってしまったからですかな。当時からなかなか業界は厳しかったようですな。
「仮面の忍者 赤影」のLPは、コロムビアレコードから出ていた“オリジナルBGMシリーズ”の一編で、後にジャケットを替えてキングレコードからも再発されておりましたな。“赤影シリーズ”から、主題歌や挿入歌、各種BGMに加え、名場面のセリフや効果音までも収録された嬉しい一枚で、これもノスタルジーを大いに掻き立てられましたっけ。現在、これのCD改訂版がリリースされている模様ですが、何でも、主題歌にナレーションが入っていないバージョンであるらしく、それは誠に残念ですな。このシリーズ、第1部から第4部まで、主題歌は全て同じですが、オープニングのナレーションがそれぞれで違っているのがミソで、あのナレーションでワクワクさせられますからな。その点このレコードには、それらがちゃんと収録されているので、臨場感もバッチリですな。
この日のピンクは、どれも不発だった模様。『痴漢発情地帯』は、79年の新東宝作品。野上正義は、今も現役でピンク男優をやっている超ベテランですな。AV黎明期の“生撮りビデオ”にも頻繁に顔を出していたし、最近は専ら同性愛映画の監督や主演に忙しいようで。タマに『ミナミの帝王』なんかにも顔を見せていて、嬉しかったりしますな。
『セックスドキュメント つれ込む!』とは大袈裟なタイトルですが、これは渡辺譲監督の79年度ミリオンフィルム作品ですな。これにも野上さんが出演されておりました。あと、泉ユリは、以前も取り上げたように、昔の大蔵映画時代から映画に出てるベテラン女優ですな。この世界、とにかく芸歴が長い人が多いようですな。
『看護婦秘密』は、西原儀一監督の80年NP葵プロ製作の新東宝配給作品。これにも泉ユリが出てました。タマに「ウィークエンダー」の再現フィルムにも出てたりもしましたな。劇場で観て、さらに家のテレビで観てと、もうお腹いっぱい状態ではありましたな)