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 朝に家を出て難波の花月シネマで『超高層プロフェッショナル』を観る。『ブリット』以来のカー・アクション、『ポセイドン・アドベンチャー』以来のパニックもの、『エクソシスト』以来のオカルトもの、そして“007”。それらは全て破壊の面白さがある。そう、映画というものは何かを破壊してこそ初めて面白さが発揮できるのだ。それがアクション映画なら尚更の事。古くからある西部劇や戦争映画にもそれが当てはまる。ところがこの映画、何と破壊するどころか、作る映画である。この“作る”という事を描いた映画ほど面白くないものはない。いや、まだ別のものを作るというならいい。しかしこの映画は単なる鋼鉄(スチール)である。鋼鉄が並べられているだけの無機質なものなのだ。そんな物を作る=並べる過程を描いたところで、面白くとも何ともないだろうという、我々破壊映画ファンの予想を全く裏切ってしまったのは、全編に流れる“男の”B級精神だろうか。初っ端に頼りになる男が死に(これがジョージ・ケネディというところが我々の予想を裏切る先陣なのだ!)、その為、ある男を代わりに雇わなくてはならない、というのは、もう古い古い手法である。そしてその男が、昔の仲間を集めるシーンになると、もう『七人の侍』でも『荒野の七人』でも持ってこいといった感じで、その男たちもまた、あまりに定石通りの人物像。そして途中で危機一髪になったりしての、やはり定石通りのハッピーエンディング。しかしこの映画、その定石こそがB級精神の表れだったのだ。だからこそ我々は安心してこの映画に酔える。破壊したものがドア一つと車一台という少なさでありながら、出来上がった鉄骨の姿の美しさの感動が、そんな小さな事を忘れさせてくれた。[1回目:1/2、2回目:2/3]

 帰りに難波の進々堂書店で「シネアルバム/クリント・イーストウッド」と「シネアルバム/バート・レイノルズ」を買う。

 そのあと千日前国際劇場へ回って『アルカトラズからの脱出』の前売券を買う。

 さらに梅田の大阪映画サークル事務局で、毎日ホールで上映される『男はつらいよ/寅次郎春の夢』と『復讐するは我にあり』の2本立ての特別鑑賞券と、大毎地下名画鑑賞会で上映の『メル・ブルックス/新サイコ』と『名探偵再登場』の2本立ての特別鑑賞券を買う。

 さらにさらに梅田の紀伊國屋書店のレコード売り場で『ミッドナイト・エクスプレス』と『夕陽のガンマン』と『続・夕陽のガンマン』のサントラLPを買う。

(『超高層プロフェッショナル』は、意外や意外の面白さを持った映画でしたな。上記の感想でも述べていますが、本来の映画の楽しみである“破壊の精神”とは真逆の“丹念に作り上げる”だけの映画で、しかも超高層ビルの鉄骨だけを組み立てるという、普通に考えたらつまらなくなりそうな題材ではあったんですが、これがこれが、もう凄く面白かったですな。ビル建設に反対する一派との対決を軸に、主人公を含む荒くれ男たちが、反対派が繰り出す邪魔や刺客を交わしながら、黙々と鉄骨を積み上げていく様が、B級アクションものの定石通りに描かれるという、類稀なアイデアの映画で、さすがはB級アクション映画の担い手であるスティーヴ・カーヴァー監督だけあり、上手くまとめられておりましたな。
登場する面々も、主演のリー・メジャースを始め、アート・カーニー、ジョージ・ケネディ、ハリス・ユーリン、リチャード・リンチ、アルバート・サルミ、ロバート・テッシア、R・G・アームストロングと、とにかくB級テイスト満載のキャラクターたちばかりで、そんな男臭が蔓延する中の紅一点が、我らがジェニファー・オニール嬢と来たもんだ。『おもいでの夏』でワタシの心を鷲掴みにしたあの魅力的な彼女が、ここでは男勝りの女性建築技師を演じていて、花を添えてくれていましたな。まさに、荒野に咲く一輪の百合の花といった感じでありました。
これも未だにビデオしか出ておらず、早くDVDで観たいものですな。とにかく、今すぐにでも観たいんです。どうしても観たいんです。取り敢えず一度だけでも観たいんです。何とか死ぬまでに観たいんです。と、繰り返し繰り返し、繰り返し繰り返し、このように願っております。
帰りに買ったシネアルバムはイーストウッドとバート・レイノルズのヤツですな。前々から書店で見ては気になっていたもので、この日、B級アクション映画を観たその勢いで、遂に手にしたという感じだったんだと思われますな。
そうなると当然ながら、イーストウッドの新作に手が出るのは必然的で、「これも買わねば」といった感じで『アルカトラズからの脱出』の前売券を買ったんでしょうな。
その後に映サで買った2種類の特別鑑賞券は、共にホールで自主上映されるもの。特に前者の松竹映画2本立ては、前年度の毎日映画コンクールで賞を獲った映画だった何かで、それを記念しての上映会だったようですな。そういえば『復讐するは我にあり』は、当時は色んな場で絶賛されていましたっけ。
その後は、これも勢いだったんでしょうか、3枚のサントラLPを買ってましたな。内2枚はイーストウッドのマカロニもので、『夕陽のガンマン』は、A面が『夕陽のガンマン』、B面が『荒野の用心棒』というお徳用盤でしたな。『荒野の用心棒』の方は、既にアメリカ盤を所有しておりまして、だから本当は『夕陽のガンマン』だけが欲しかったんですが、このカップリング盤しか出ていなかったもので、致し方ありませんでしたな。『続・夕陽のガンマン』の方は、キングレコードから出ていた“ユナイトのエバーグリーン・シリーズ”の1枚でしたな。それまで聴き慣れていたウーゴ・モンテネグロ楽団バージョンとはイメージが違っておりましたが、コッチの方が当然オリジナルですな。でも、やたら掛け声が入るモンテネグロ楽団版もイイ感じなんですよねぇ)