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 朝、家を出て難波の戎橋劇場で2本立てを観賞。まず1本目は『ポセイドン・アドベンチャー2』。『タワーリング・インフェルノ』を発表した後、製作者のアーウィン・アレンは4つの作品の企画をも発表した。1つは、蜂が人間を襲うという、アーサー・ハーツォグ原作の『スウォーム』であり、もう一つは世界の終末を描くパニック・スペクタクルの『世界最後の日』(現在撮影中)であり、もう一つはリング・リング・サーカスを題材に取った『サーカス・サーカス』というものであり、あと一つが大ヒット作『ポセイドン・アドベンチャー』の続編であるこの『ポセイドン・アドベンチャー2』である。で、この『ポセイドン・アドベンチャー2』であるが、当初キャスティングは全て前作で生き残った人々をそのまま出演させる(ジーン・ハックマンは弟の役で)という予定で、ストーリーも彼らが海難裁判所へ向う途中、列車がトンネル内で事故に遭うというものだったのだが、いかんせん、2度も同じ人たちが災難に遭うという発想からしてバカバカしいので、企画倒れに終わったらしい。でも、列車の事故というアイデアにアレンは相当惚れ込んでいたらしく、先に完成した『スウォーム』に1エピソードとして入れていた。そして、新たに検討されたストーリーが、前作の数時間後を描くというもので、転覆したポセイドン号をそのまま舞台にするというものになった。このアイデアが、実は単純そうに見えてユニークなのである。何故なら、前作は、転覆して上下逆さまになっている船の“上から下へ”登って行ったのに対し、今回は“下から上へ”降りていき、しかもまた昇っていくという決死の潜入、及び脱出行で、前作の逆を行っている訳だからだ。だから、前作のパニック・スペクタクルとしてのスケールの大きさは影を潜めたものの、小気味良いサスペンス・アクションとしては一応、面白く仕上がっている。そう、アリステア・マクリーンものの感じなのだ。でも、上下逆になっているという感覚をもう少し出せれば、サスペンスももっと盛り上がっただろう。[1/2]

 2本目は『スーパーマン』。ロードショーで観て以来、2度目・3回目の観賞。[ほぼ満席]

 帰りに梅田のLPコーナーで『プロデューサーズ』と『ピンクの豹』の輸入盤サントラLPを買う。

 夕方、テレビで放映されていた(局名&時間不明)『マルクスの二挺拳銃』を観る。

 夜、日曜洋画劇場で『ヤング・フランケンシュタイン』を観る。

(退院後、早速映画を観に行きましたな。観たのは、事故前に前売券を買っていて、入院した為に観られなかった『ポセイドン・アドベンチャー2』。1ヶ月チョイで名画座で上映されていたのは、やはりロードショー公開での成績が悪く、早々に打ち切られてしまったからですかな。ロードショーで観ようと思っていたワタシからしたら、何とも複雑な気持ちではあったのですが、ま、見逃した者にとってはラッキーというか、嬉しい事ではありますな。
で、観ましたが、ナンか散々な出来でしたな。当時書いていた上記の感想は、割と贔屓目に書かれていますが、その後テレビ放映やビデオでも観ましたが、観れば観る程ショボく感じる映画で、完全にアーウィン・アレンのヤッツケ仕事って感じですな。FOXのスタジオには長らく『ポセイドン・アドベンチャー』の上下逆さまになった船内のセットが残されていたらしく、恐らくアレンは、それをそのまま活かして撮影したんでしょうな。勿論、新たに作ったセットもあったでしょうけど、今回は前作のように、巨大津波や転覆するシーンの特撮は不要なので、セット製作だけだと然程コストも掛からなかったようで、その分、スターのギャラに回せますからね。といっても、今回は前作のような重厚なキャストではなく、一応知ってる顔は沢山出てきますが、どれもレベルが一段も二段も落ちますな。主演のマイケル・ケインはアレンの前作『スウォーム』に引き続いての出演ですしね。
ストーリーも、後付け感満載で、これだと別にポセイドン号を舞台にしなくてもイイ感じ。上下逆さまになってる意味合いもイマイチ感じられなかったし、時折爆発が起こって、船が沈みかかるショットも、取って付けたようで、しかもそのショットは恐らく前作の使い回しですな。
と、考えてみると、これなら別に高いお金を払ってロードショーで観なくても良かったと、ホッと胸をなでおろしかけましたが、でも、買った前売券のお金は返って来ないのが辛いですな。もし、ロードショーで観ていたら、どんな印象を持ったのか分かりませんが、上記が結構好意的に書かれてあるのをみると、この映画はやはり名画座にピッタリだったという事なのかも知れませんな。
因みに、併映の『スーパーマン』は相変わらず面白かったです。まぁ『ポセイドン・アドベンチャー2』の後に観たら、どんな映画も面白く感じるのかも知れませんが。
帰りに買ったサントラ盤は、メル・ブルックスのデビュー作と、クルーゾー警部のデビュー作ですな。どちらも当時は日本盤が発売されていなかったので、輸入盤で見付けた時は思わず飛びついてしまいました。特に『プロデューサーズ』は、映画自体が日本では公開されていなかったので、サントラだけでも楽しめたのは嬉しかったですな。既に『新サイコ』のサントラでは、2曲だけ歌曲が収録されていましたが、このサントラで全編聴けたのは嬉しかったですな。ナンといっても主題歌とも言うべき「ヒトラーの春」が最高で、これは近年、ブロードウェイで舞台化され、さらにその舞台版が映画化されましたが、どれもこの曲だけはメロディも歌詞もそのままで、エバーグリーン的名曲になっていたのがメル・ブルックス・ファンにはタマりませんでしたな。
『ピンクの豹』といえば、最近、ブレーク・エドワーズ監督が亡くなったようですな。最近はあまり映画を発表していなかったようですが、『ピンク・パンサー』がリメイクされるなど、彼の名前は常に映画界で君臨してますな。夫人であるジュリー・アンドリュースも悲しんでおられるとは思いますが、寂しい時、悲しい時、落ち込んでいる時こそ、「私のお気に入り」を歌って元気を出して欲しいものです。
夕方にテレビで観た『マルクスの二挺拳銃』はワタシの大好きなマルクス兄弟の映画。巷では評判悪いようですが、ワタシは大好きですね。駅でのチコとグルーチョのやり取りや、クライマックスの列車でのアクションなど見せ場がいっぱいで、ワタシが初めて観たマルクス映画である事もあり、何度観ても楽しめる映画ですな。マルクス映画では、あと『我輩はカモである』『マルクス一番乗り』がイイですな。巷で評判が良い『オペラは踊る』は、あまり面白いとは思いませんが、でもまぁ、あの船内のシーンは傑作ですけどねぇ。
そしてその後は、『ヤング・フランケンシュタイン』で、これまたコメディ映画。今日は年忘れニコニコ大会ですな。奇遇にもメル・ブルックス映画のサントラを買った日でもあり、このテレビ放映も嬉しかったですな。おそらくこれがテレビ初放映だったと思われ、ブルックス映画としても、これがテレビ初放映でしたな。ジーン・ワイルダーの吹替えを広川太一郎氏がやってた筈で、先にテレビ放映された『大陸横断超特急』といい、ワイルダーの声は広川氏がピッタリでしたな。残念ながら、今出ているDVDには、日本語吹替え音声が収録されておらず、この手の映画こそ、吹替えで観たいものなのに、何とも解せませんな。勿論、吹替えじゃなくても面白い映画ではありますが。あと、二か国語盤LDの音声もある筈なのに、それも収録なしとは理解出来ませんな。LDの方のワイルダーは羽佐間通夫氏だった筈で、これは『プロデューサーズ』の二か国語盤LDと同じですな。そういえば『プロデューサーズ』のDVDにも日本語吹替えは未収録ですな。何だかなぁって感じですな)