

夜、日曜洋画劇場で『愛人関係』を観る。
(この日観た『白熱』は、勿論バート・レイノルズ主演版。これと同じ邦題で3本の映画があるのでややこしいですな。往年のファンは、逸早くジェームズ・キャグニー主演版を想起するでしょうな。実際、一番ポピュラーなのがキャグニー版ですからな。あと、邦画で『白熱/デッドヒート』というのもありますな。でも、ワタシにとって『白熱』といえば、このレイノルズ版ですな。
最初に観たのが、この3年前、SABホールで開催された“現代アメリカ映画特集”という自主上映会で、『サブウェイ・パニック』と2本立て。大好きなカー・アクションものでもあるという事もあり、とても面白かったですな。この当時のレイノルズ映画は、これとか『ロンゲスト・ヤード』とか『デキシー・ダンスキングス』とか、南部を舞台にした映画が多く、彼の野性味溢れるイメージにピッタリでしたが、それでいながらも『シェイマス』や『ハッスル』のような都会的なキャラも演じられるという、なかなか器用なアクション・スターでもありましたな。で、その両方の魅力を活かしたのが『脱出』でしたっけ。そういえば『脱出』も、昔に同題でハンフリー・ボガート版があり、何故かレイノルズ映画は、このパターンが多いですな。
『白熱』でレイノルズが演じた密造酒屋ゲイター・マクラスキーというキャラクターは、その後、レイノルズ自身の初監督作『ゲイター』で再び登場させたぐらい、レイノルズも気に入っていたキャラクターだったようですな。お気に入りといえば、この映画、あのタランティーノのお気に入りでもあるようで、この映画のテーマ曲が『キル・ビルVOL.1』に使用されたり、或いは最近の『イングロリアス・バスターズ』にも使われたりしてましたな。こんな、どちらかというとマイナーなB級アクションの音楽で、しかもサントラも出ていない映画のスコア曲を使うだなんて、タランティーノも粋な事をするなぁと思っていたら、今年でしたか、サントラ専門のメーカーから、遂にサントラCDが限定盤でリリースされて、思わずビックリしましたな。その勢いで、つい最近、続編の『ゲイター』のサントラCD…これは当時アナログLPで出てましたが…も出ましたな。これもタランティーノ効果なんですかねぇ。
夜に観た『愛人関係』は、アラン・ドロン主演作。これの前作に当たる『個人生活』では、シドニー・ロームとシットリ濡れたかと思うと、今度はミレイユ・ダルクと“愛人関係”ですからな。映画の中とはいえ、当時のドロンのモテモテぶりは、羨ましかったですな。しかもミレイユ・ダルクとは、実生活でもアツアツの愛人関係でしたからな。確か、その前後ぐらいにナタリー・ドロンと別れたんでしたっけ。
しかし、ミレイユはともかく、ナタリー・ドロンにシドニー・ロームと、ワタシのド真ん中セクシー女優と共演出来たのは、ホント羨ましい限りですな。まさに役者冥利・男冥利に尽きますな。これも“世界一の男前”故の快挙といえますな。75歳の今も、その年代としてはまだまだイケてる男前で、これまた羨ましい限りでして、どこまでも我々ボンクラ男から羨望の眼差しを向けられる男のイコン的存在ですな)