
(この日から放映が始まったのが「探偵物語」でしたな。火曜の夜9時といえば、「大都会」「同PART供廖崙PART掘廚放映されていた時間帯で、他にも「プロハンター」や「俺たちは天使だ!」等の刑事ものや探偵ものも放映されていて、今思うと、男にとってのまさに“夢の時間帯”でしたな。そんなところに登場したのがこの「探偵物語」で、ここ最近ずっと映画館で見ていた松田優作が、久しぶりにテレビに戻ってきたという意味でも、実に嬉しかったですな。
この1979年の優作の活躍ぶりは尋常ではなく、映画では、前年末の『殺人遊戯』に始まり、4月に『乱れからくり』、6月に『俺達に墓はない』、8月に『蘇える金狼』と連続主演。さらに12月には『処刑遊戯』も待ち構えているという繁忙ぶりで、そんな中でのこのTVシリーズですからね。まさにこの年が優作にとっては飛躍の年だったといっても過言ではないでしょうな。
で、この「探偵物語」、TVシリーズといっても、とても丁寧に作り込まれていて、まるで劇場用映画のような体裁になっているのが凄かったですな。毎回のエピソードも、コメディ・タッチあり、シリアスなタッチありとバラエティで、1本1本、1時間枠では勿体無いぐらいの内容の濃いエピソードばかりでしたな。この日の第1回は盟友・村川透監督作品で、丸山昇一の脚本でした。ゲストの緑魔子のシスター姿が魅力的でしたが、その影でチョロチョロしていたのが、後の優作夫人・熊谷美由紀でしたな。そういう意味でも貴重な映像ですな。
因みに当時のワタシ、高校時代に友人から云われた「お前、松田優作に似てるやんけ!」という言葉を真に受けて、「探偵物語」の工藤俊作と同じような帽子と丸っこいサングラスを着けて、原付バイクで通勤してました…当時はまだノーヘルでもOKだったんですね…。でも、風でよく帽子が飛ばされたので、小学生の体操帽のように、あご紐を付けておりました。それって、今思うとメチャクチャダサいですな。でも、当時はそれがカッコイイと思っていたんですなぁ、これが)