

夜、月曜ロードショーで『驚愕!制服警察官銀行襲撃の全貌 警官ギャング』を観る。痛快無比とはまさにこの事。マフィア組織を向こうに回してのダメな警官の一世一代の賭け。そして、まんまと煙に巻く。面白い。これこそ、警官と泥棒は紙一重なのだ。『新おしゃれ泥棒』といい、このアラム・アヴァキアンって監督、なかなかやるじゃあないか。強盗シーンもスリルがあって面白い。だからクライム映画はヤメられない。
(これは面白かったですな。二人のダメ警官コンビが、マフィアの金を強奪して逃げまくるという単純なプロットながらも、コメディ・タッチで適度に笑わせながら、それでいてスリリングでアクションもあってという、面白いB級アクションの好見本のような映画でしたな。それもその筈、脚本が“ドートマンダー・シリーズ”でお馴染みのドナルド・E・ウェイストレイクだったんですな。面白いハズですな。
主演の警官コンビの一人であるクリフ・ゴーマンは、顔つきからして悪役が多いんですが、ワタシ的には、アメリカ版・片桐竜次だと思っておりまして、特に『ジャグラー/ニューヨーク25時』の誘拐犯人役が印象的でしたな。もう一方のジョセフ・ボローニャは、人畜無害の風貌がこの映画に妙に似合っていて、他の映画では『弾丸特急ジェット・バス』の運転手役がハマってましたな。
警察には届け難いマフィア等の組織の金を奪うという話は、『資金源強奪』や『俺達に墓はない』など、他の映画でもチラホラ散見出来ますが、この映画は、それを実行するのが現役の制服警官というのがユニークで、さすがはウェイストレイクって感じのする快作ではありました。
それにしても、こんな面白い映画が、またしても未だに日本でソフト化されていないというのは、本当に日本という国は映画ソフトに関しては発展途上国だと思われますな。メーカーにとっては、面白い面白くないよりも、儲かる儲からないの判断基準でリリースされているんでしょうが、それこそ発展途上になる要因ではありますな。そんな事をしていたら、いつまでたっても日本の映画ファンは、ソフト難民から抜け出せませんな。今こそ「本当に面白い映画とは何か?」が、問われる時だと思われます。
そんな訳で、取り敢えず今は、ちょっと前に限定盤でリリースされたこの映画のサントラでも聴いて、溜飲を下げるしかありませんな。ミシェル・ルグランの音楽が、これまたイイんですよねぇ)