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 お昼前に出掛けて大毎地下劇場でアカデミー賞級の名作2本立てを観る。まずは『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』。デヴィッド・キャラダインにはカントリー=田舎が似合っている。この作品もそうだし、テレビの『燃えよ!カンフー』も『明日に処刑を…』も『ランナウェイ』もである。何故だろうか。彼の父であるジョン・キャラダインも西部劇の脇役なので、やはりカントリーである。そして彼の弟のキース・キャラダインもそうだ。『ボウイ&キーチ』『北国の帝王』『ナッシュビル』みんなカントリーだ。とにかく、彼らキャラダイン一家はカントリー作品には欠かす事のできない役者たちだ。そこでこの映画だが、実に良かった。2時間半がとっても短く感じられた。ウディにとても共感出来た。あのやさしい心。いつも前向きの姿勢で、人々の自由を求めて生きる男・ウディ。良かった……。それに彼の妻。最後には別れてしまったけれど、彼女は早く栄光を掴みたかったのであろう。全編に流れる曲がみんな乗りやすい曲ばかりで嬉しかった。だからサントラを買ったのだ。正直言って、本当に良かった。面白かった。こんな名作を見逃していたボクはバカだった! [字幕:高瀬鎮夫、ほぼ満席(400人)]

 続いて『ネットワーク』。視聴率を上げる為にはどんな事でもする現代のテレビ業界。そして売れなくなると殺してしまう。恐ろしい事だ。でもよく力みっぱなしで2時間頑張れたものだ。シドニー・ルメット作品では、本作が一番力んで力んで力みまくっている。力が入りすぎて、もう一つコチラには伝わってこなかった。同じ大袈裟モノでも、ロバート・アルドリッチの『クワイヤボーイズ』の方が数百段も上。この中でマジメなのはウィリアム・ホールデンだけか。それにしても何とガミガミ大声出すのが多い映画だことか。ラストだけはショッキング。ルメットの最高作は、やはり『セルピコ』だ。[字幕:高瀬鎮夫、満席(420人)、10時55分に出て5時30分に帰る]

 帰りに堂島のワルツ堂で『マッハ'78』のサントラ・シングル盤を買う。

 一旦家に帰って、再び梅田に出掛けて、紀伊國屋書店で『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』のサントラLPを買う。

 夜、ゴールデン洋画劇場で、『ヘプバーンの魅力 ティファニーで朝食を』を観る。可愛く、ユーモアがあり、気品があり、美しく、爽やかで……、女の魅力の全てを兼ね備えたような女の中の女オードリー・ヘップバーン。ティファニーで朝食を摂っている彼女はとても可愛かった。そしてラスト、雨の中でのラブ・シーン。感動がいやが上にも盛り上がる。ブレイク・エドワーズの演出は、いつもロマンチックで、それでいてユーモアを盛り込むのを忘れずに描いていくラブ・ロマンス。ムード抜群。ミッキー・ルーニーが何と日本人の役。[視聴率:関東14.9%]

(『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』はイイ映画でしたな。確か、この時1回しか観ていなかったと思うのですが、それでもイイ映画だったという印象はずっと残ってますな。撤去されながらも必死に歌い続けるガスリーが良かったですな。映画を観終わったあと、劇中に流れていた音楽や歌曲がどうしても気になり、帰りにサントラを買おうか買うまいかとかなり悩んだ記憶があります。で、悩み続けながら、結局買わずに帰ってきて、それでも欲しくなって、もう一度出掛けてわざわざサントラだけを買いに行った記憶が、未だに凄く印象に残っているんですな。「夕方、一旦家に帰って、もう一度出掛けてサントラを買いに行った映画」=『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』という記憶が、31年経った今でも頭の片隅に残っているんですな。
それに比べてもう1本の『ネットワーク』は、あまり印象に残っておりませんです。ピーター・フィンチが、死去後にオスカーを獲った…今年のヒース・レジャーが31年ぶりだったとか…という事が話題になっていましたが、テーマもショッキングな内容だった割には、描き方がシリアス過ぎて、イマイチよく分からなかった感じなんですな。なので、これもこの時1度きりで、その後はビデオ等でも観ていないんですな。今もう一度観れば、印象が違うのかも知れませんが。
『マッハ'78』のサントラは、先日試写会で観て、映画そのものよりも主題歌の印象が強かったのでつい買ってしまったもの。ウィリアム・スミッティ・スミスという、全然知らない歌手が歌っている主題歌「ラブ・ラブ・ラブ」という曲が入ってるシングル盤なんですが、映画と離れて曲だけ聴いていても、そこそこ良い歌でしたな。映画同様、これも日本製なんでしょうな。
テレビで観た『ティファニーで朝食を』は、オードリー・ヘップバーンの代表作ですな。“ヘプバーンの魅力 匹箸覆辰討い燭箸い事は、この後も数週はヘプバーン特集が組まれていたという事なんでしょうな。この映画、『ローマの休日』と並んでヘプバーン映画としては人気の作品ですが、ワタシにはイマイチこの映画の良さがよく分からないんですけどね。後にビデオでも観ましたが、巷で評判になる程、良い映画とも思いませんでした。正直な話、ヘプバーン扮する主人公に、感情移入出来なったというのが大きいというか、原因のようなんですね。
で、この映画の事を話題にする時、誰もあまり触れないんですが、この映画のヘプンバーンの職業って、娼婦ですよね。これが当時、つまり31年前はイマイチよく分からなかったんですな。確か、セリフにもそんな事は一切語られていなかったような。なので、上記のような良い映画っぽい感想になってしまっていたんですが、後にビデオで観た時、凄くとっつきにくかったんですな。しかも、巷で評価が高いってのが気懸かりで、主人公は娼婦なのに、何でこんなロマンチックな描かれ方をされているのだろうかと、みんな彼女がどういう人間なのか、分かっているのだろうかと、そういうのがどうも納得が行かないというか、とっつきにくい要因ではあるんですな。いや、別に娼婦がダメとかという問題ではないんですが、もっと別の職業にしとけば、普通に入っていけたんではないかと。
それにしても日本人、特に女性は、娼婦が主人公の映画って大好きなようですな。この映画以外にも『プリティ・ウーマン』なんてのもそうですな。みんな憧れているって事ですかな。それとも、娼婦だって夢を掴む事が出来るというアメリカン・ドリーム=シンデレラ・ストーリーに惹かれているって事ですかな。そりゃあ確かに男の方からしたら、“時には娼婦のように”なる女性は大歓迎ですけどね・笑)