
夜、月曜ロードショーで『暗くなるまでこの恋を~犯罪・偽装結婚殺人~』を観る。初めて観るトリュフォー作品。ヒッチコック風のサスペンスを絡ませたラブ・ロマンスものだけど、ヒッチコック特有のユーモアがなかったし、ルネ・クレマン風のロマンチックさも出ていなかったのが残念。でも、これがトリュフォー映画の風味かも知れないけど…。それにしてもカトリーヌ・ドヌーヴって、男を誘惑する女役が多いですね。『リスポン特急』でドロンを、『ハッスル』でレイノルズを誘惑していたっけ。彼女は、こういう役がピッタリなのかも。
(『ダイヤモンド犬たち』は、映画の内容はともかく、音楽だけは最高でしたな。ジョルジュ・ガルヴァランツでしたっけ、ノリノリのサウンドが全編通してガンガン鳴り響いていましたな。シングル盤…処分しちゃったけど…だけでは飽き足らず、後にLP…http://mplaning.hp.infoseek.co.jp/cinema/mplaning/action%20sontra.htm#killerforce…も買ったっけ。ホント、最高でしたなぁ。これと『ゲイター』『危険を買う男』の3作品のサントラを、この時期何度も繰り返して聴いていました。「この秋話題のアクション映画3連発!」と称して。結局どれも、ロードショーでは観なかったけど…。
『暗くなるまでこの恋を』は、オリジナルが2時間強なんですな。なので、テレビ放映では30分ぐらいカットされるので、面白味が伝わらなかったのも当然かも知れませんなぁ。そもそも、当時高校生だった者には、この映画のような“大人の恋”のテイストは伝わりませんでしたな。
それにしても、ジャン=ポール・ベルモンドって、ドロンと人気を二分していた大スターだったのに、DVDではあまり出ていないのは残念ですな。検索したら40作品ほど出てきましたが、同じ作品の再発売盤だったり、あと、ゴダールやシャブロールとかの巨匠作品ばかりで、ベルモンド得意のアクション映画のDVDがほとんど出ていないのはどうしてなんでしょうねぇ。『リオの男』なんかも出ていないようだし、『恐怖に襲われた街』や『薔薇のスタビスキー』は勿論、『ボルサリーノ』も出ていないなんて。あと、個人的には『ムッシュとマドモアゼル』なんかも好きでしたね。
それともう1本『交換結婚』。これ、面白かったなぁ。相手役がミア・ファローで、美人に飽きてしまったベルモンドがブス好きになり、思いっきりブス・メイクのミア・ファロー…それでもキュートなんですが…を好きになるって話。しかも飽きられた恋人役がラウラ・アントネッリでっせ! こんなの考えられますかぁ!? ワタシだったら、ラウラとミアを両方一度に○△□※×する所なんですが…。とにかく、これらの映画がDVD化されるまでは、死ぬ事はままなりませんな。っていうか、次世代云々っていう時代だから、もう一生観られないかも知れませんな。でも、そんな事になるのだとしたら、次世代DVDなんて必要ありませんな。そもそも、ソフトありきでしょう。ウレ線の作品、しかも同じヤツを何度も出して「画質最高なので買ってチョ!」なんて言われても、「そんなの関係ねぇ!」って思っちゃいますよねぇ。取り敢えず、今まで日本公開された全ての映画をDVD化してからの話だと思うのですが。やっぱり無理なんですかねぇ。結局、DVD化されないまま、淘汰されてしまう映画が、何本も出てくるって事なんですかねぇ。悲しいですな。侘しいですな。そんな映画の中に、傑作がいっぱい存在するんですけどねぇ。失われいく映画たちを救済する手段は、無いものなのでしょうか…)