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 夕刻、SABホールへ『太陽にかける橋/ペーパー・タイガー』の試写会に出掛ける。この日は『トミー』の試写会ともバッティングしていたのですが、やはり、ナマで淀川長治先生が見られるという事もあり、コチラの方をセレクトしたのでした。しかしそれが…

 普通、試写会って、午後6時会場・6時半開演というパターンが多く、大概の場合、6時半になって、ちょっとした解説や抽選会(主催者にもよりますが…)があって、その後に上映という形式で、遅くとも、7時前にはメインの映画が観られる訳ですが、今回の場合、アテが外れたというか、嬉しいというか、困るというか…。(詳しくは、コチラに記載してありますので参考にして頂ければと思います…http://emshin-web.hp.infoseek.co.jp/cinema/emshin/jiken2.htm

 肝心の『太陽にかける橋/ベーパー・タイガー』は、まぁまぁの出来でした。三船敏郎が出演しているので、もっとダイナミックな映画かと思っていたんですが、割とシンミリさせるファミリー向け映画に仕上がっていて、戦争アクションかと思った向きには、ちょっと期待はずれでしたね。ただ、レイ・コニフ・シンガーズが唄う主題歌だけは良かったです。

 その後、超特急で家に帰って、水曜ロードショーで放映されていた『狼のシンジケート/ダーティ・エディー』を観る。これ、これが観たかったんですよ。先週の予告編で観た時は、激しいカー・チェイス・シーンなんかあったりして、カー・アクション大好き少年のボクは、もう期待して期待して期待しまくっていた映画だったんですが、先ほどの試写会で淀長先生があまりにいっぱい喋り過ぎていたので、もしかして観れないんじゃないかと、大いに心配していたんですね。そもそも、中ノ島のSABホールからウチまでは、どんなに早くても30分(超特急で)は掛かってしまう訳で、試写会が終わったのが9時過ぎって事は、物理的には間に合わない…。結局、放映が始まってから40分以上経っての鑑賞となってしまいました…。
 
 で、観たんですが、まぁ、最初の40分を観逃しているので、ストーリーがイマイチ掴みにくいというのは分かるんですが、期待したカー・チェイスが待てど暮らせど出てこないのには困りました。最後の方に、ちょっとだけ、それらしきものが出てきたように思いましたが、先週の予告編で観た時は、もっと凄いシーンだと思っていたのに…。もしかすると、ボクが見逃した冒頭の40分間に、もっと凄いカー・アクションが登場していたんではないかと思うと、ナンかガックリしてしまいました…。なので、映画自体、つまらなかったです。(視聴率:関東地区12.3%)

 深夜、サンテレビのミッドナイト・シアター(23:00~0:17)で『続・荒野の七人』を観る。名作『荒野の七人』の続編。確か、以前も観た事がありますね。シリーズ中では、1作目に次いで面白い作品だとは思うんですが、展開が早過ぎて、もう少しジックリと進めば、もっと面白かったように思います。

(『太陽にかける橋』は、元々この2年ぐらいの前から配給会社のラインナップに載っていた作品で、映画自体地味なせいか、なかなか公開されずにオクラ入り寸前だった作品。最初は原題通り『ペーパー・タイガー』という邦題だったんですが、この公開が決定してから『太陽にかける橋』という、大仰なタイトルに変更され、“ペーパー・タイガー”はサブ・タイトルになっちゃってました。当時会場に来られた淀長さんに至っては、「デビッド・ニヴンと三船敏郎の主演で、しかもこんな題名だから、戦争映画かとお思いでしょうが、違います」と、一言だけで済まされていたのが印象的で、後は、映画とは関係ないお話で盛り上がっていましたっけ…。冒頭30分強見逃した『ダーティ・エディー』は、ジョージ・V・ヒギンズの「エディ・コイルの友人たち」が原作。監督が『ブリット』のピーター・イエーツという辺りも、ワタシが期待した一因でもあった訳ですが、どうやらカー・アクション自体は大した事なかった模様。ま、予告編に騙された…という感じですかね。『続・荒野の七人』に措いて「もっとジックリ進めば」と書いてあるのは、それも当然。1時間17分枠での放映ですからね。オリジナルから40分以上もカットされての放映だったんですね。今から思うと、恐ろしい程の短縮版ですな)